2009年3月9日月曜日

【西松事件】 漆間発言の影響

  ブログの引越しのために3月9日の新聞記事一年以上経てから、再度読み直しているのだが、よくこれで堂々と「マスコミでございます」と言えるものである。ふと思ったのは記事を書いたら、記者は二度と自分で書いた記事を読み返すことはないのであろうか?

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【西松献金】二階氏、直接献金は否定
産経新聞2009.3.9 16:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090309/stt0903091649008-n1.htm

 二階俊博経済産業相は9日の参院予算委員会で、西松建設の違法献金事件に関連して、西松側からの直接の政治献金の有無について「西松に限らず政治資金を受け取ったときは政治資金規正法にのっとって報告しており、西松からそうした資金を受け取った記憶はない」と否定した。共産党の山下芳生参院議員の質問に答えた。

 また、麻生太郎首相(自民党総裁)は、同事件をめぐり複数の自民党議員に不正献金授受の疑惑があるとの一部報道について、「報道の情報源は不正確なので、それに基づき調査はしない。関係者が報道に生々しくしゃべろうと、苦々しくしゃべろうと、ただちに嫌疑があるとは考えない」と述べ、自民党として調査は行わない考えを示した

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小沢、小泉両氏は金総書記と同じ独裁-山崎氏
産経新聞2009.3.9 21:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090309/stt0903092140013-n1.htm

自民党の山崎拓元副総裁は9日夜、都内の集会であいさつし、民主党の小沢一郎代表と自民党の小泉純一郎元首相の名を北朝鮮の金正日総書記と並べて挙げ「1942年生まれの同年代で、独裁的体質を持っている」と批判した。

 同時に小沢、小泉両氏に関し「いずれも政界から一歩後退している」と指摘した。
 また、自民党の森喜朗元首相は沖縄県沖縄市で、小沢氏の自民党離党後の政治経歴に触れながら「言うこととやっていることがまったく違う」と疑問を呈した。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏周辺にも「自発的辞任」の声
産経新聞2009.3.9 22:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090309/stt0903092216015-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏に近い議員の間から小沢氏の自発的な代表辞任を求める空気が出始めた。だが、潔白を主張する小沢氏は10日の役員会で、これまで通り代表職にとどまる意向を示す方針で、党内の反応が注目される。

 同党の渡辺周衆院議員は9日、民放のテレビ番組に出演し、「小沢氏の言葉を信用するが、新たな局面を迎えれば、小沢氏自らが決断するだろう」と述べ、東京地検特捜部の捜査の進展次第で、小沢氏が辞任表明するとの見方を示した。鳩山由紀夫幹事長も8日に同様の考えを示したが、9日には「挙党態勢でこの難局を切り抜けていくことが一番望ましい」と述べた。

 小沢氏は9日、都内のホテルで過ごし、記者団の前には現れなかった。同氏周辺は「小沢さんは今でも代表を退く意思はない。二大政党制が定着した今、辞めれば次の展望がない」と小沢氏の心情を代弁する。

実際、小沢氏は前日の8日夜、国民新党の亀井静香代表代行に電話し、メディアの世論調査で「辞任すべきだ」とか、「説明責任を果たしていない」との意見が多いことについて怒りをぶちまけた、という。

 こうしたいきさつについて亀井氏は、9日夜のBS報道番組で「小沢氏は自分の説明を国民が理解してくれていないという気持ちが非常に強い。小沢氏は潔白で、自分の秘書も逮捕されるようなことをしていないという確信を持っているようだ」と述べた。

 ただ、「小沢氏は今の時点で政治責任をとなければならないという気持ちはないと思う」と強調する一方で、「今後、潔白であることとは別に、政治家として全体的な判断をする可能性は私には分からない」とも述べた。

 民主党内にも各種世論調査で小沢氏の辞任を求める声が多いことから、「挽回(ばんかい)は難しい。永田町の論理で代表を続ければ、次期衆院選でしっぺ返しを食らう」(幹部)との懸念が出ている。

 ここ数日、小沢氏に近い議員にも辞任論がくすぶり始めており、「進退問題で党内がゴタゴタすれば嫌気がさして辞める可能性がある」(中堅)、「党に迷惑をかけたという形でやめるのが一番いい」(幹部)との声も出始めている。この場合、「選対本部長について選挙を仕切ればいい」との意見もある。

 代表辞任論の動きが出ている背景には、東京地検が近く、二階俊博経済産業相側に強制捜査を行う観測が出ている事情もある。強制捜査で二階氏が閣僚を辞任すれば、小沢氏への世論の風当たりがさらに強まることが予想されるためだ。

 民主党執行部がどこまで「小沢擁護」論を堅持できるかは流動的だ。
【】

2009年3月8日日曜日

【西松事件】 報道の異様さを感じる事件

  3月8日の産経新聞であるが、構想日本・志田玲子氏が「小沢ショックに見る政治とカネ」と言う記事を6日に書いて記事としてWEB上に流れている事から、大久保秘書が逮捕をされて、1日2日おいて書かれたものであろうか。

驚くのは、彼女の記事の中に「捜査関係者」を情報源にした報道が続々!」と書かれていて、いかに普通の状態で新聞・テレビの報道のされ方が異様であったのかを知る事ができる。


2009年03月06日
http://focus.allabout.co.jp/contents/focus_closeup_c/jijiabc/CU20090306M/index/?from=dailynews.yahoo.co.jp

「捜査関係者」を情報源にした報道が続々!

小沢氏の秘書逮捕で、続報が続々! 3月3日、西松建設から違法献金を受け取ったとして、民主党の小沢代表の公設第一秘書(大久規容疑者)らが逮捕された事件。その額は、十数年間で総額約3億円に上るとされていますが、ここで焦点になるのは、秘書や小沢氏が、同社OBを代表とした政治団体からの献金を、同社からのものだと知っていたかどうか、です。これについて、秘書も小沢氏も否定。しかし、連日のニュースでは、「秘書が西松建設に対し、小沢代表側の3つの政治団体への献金を分散するよう、献金額を個別に指示していた」など、秘書が知っていたかのような報道が目白押し! 各紙の報道では、情報源として「捜査関係者」なる人物が大活躍……。

西松建設絡みのカネは、与野党に浸透!

一方、自民党も、西松建設絡みの「政治とカネ」については、「対岸の火事」とはいかないようです。二階氏を会長とする二階派は、同社に購入してもらったパーティー券代計838万円の返金方針を決定。山口首相補佐官や加納国土交通副大臣も、献金・パーティー券代の返却を表明。また、献金300万円とパーティー券代100万円を受け取った森元首相は、弁護士を通じて「返還の方策を検討する。道義的観点からであり、違法性を認める趣旨ではない」。西松建設と言えば、昨年6月以降、東京地方検察庁の強制捜査を受け、今年1月には、海外から裏金を持ち込んだ外国為替法違反の容疑で、前社長らが逮捕されています。道義的観点を言うなら、なぜもっと早い段階で返金しなかった? 「政治とカネ」この古くて新しい問題からは、与野党議員とも自由ではいられないようです。

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小沢氏監督責任も 起訴なら失職の可能性 政治資金規正法
産経新聞2009.3.8 01:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090308/crm0903080140001-n1.htm

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が小沢氏本人にも規正法違反の疑いがあるとみていることが7日、捜査関係者の話で分かった。規正法は政治団体の代表者に、会計責任者への監督責任について罰則を設けており、これに違反する疑いがある。特捜部は政治資金収支報告書の虚偽記載への関与の有無の解明と並行して、監督責任についても調べを進めるもようで、監督ミスが認定され、起訴された場合には、小沢氏は最終的に衆院議員を失職する可能性も出てくる。小沢氏への参考人聴取でも、監督責任について確認するとみられる。

 地検によると、西松建設がダミーにしていた政治団体は、「新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)。陸山会の会計責任者で小沢氏の公設秘書、大久保隆規容疑者(47)は平成16年3月~19年3月、西松から受領した2100万円を新政研と未来研からの献金とする虚偽の記載を、政治資金収支報告書にするなどした疑いが持たれている。

 規正法は、政治団体の代表者が、会計責任者の選任と監督について相当の注意を怠っていた場合、50万円以下の罰金を科すと規定している。起訴されて規正法違反罪で罰金刑になると、裁判官の判断によっては公民権が停止され、被選挙権を失う。国会法の109条は、現職の衆院議員が衆院議員選挙の被選挙権を失った場合、自動的に失職すると規定している。

特捜部は15年、元参院議長で埼玉県知事だった故土屋義彦氏の資金管理団体の虚偽記載事件で、会計責任者だった土屋氏の長女が起訴された際に、土屋氏から事情聴取。土屋氏は監督責任を認め、特捜部は土屋氏の監督ミスを認定した。ただ、土屋氏は知事を辞職したことなどから、特捜部は「反省の情がみられる」として起訴猶予処分とした。

 捜査関係者によると、特捜部では、大久保容疑者が西松側に直接、献金を要求した上、金額などを具体的に指示していた悪質性を重視。12年から長期間にわたり、大久保容疑者に会計責任者を任せていた小沢氏の監督責任は、決して軽くはないとみているもよう

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「内閣のど真ん中と検察との間でやりとりがあった」政府高官発言で、民主・鳩山幹事長
産経新聞2009.3.8 13:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090308/plc0903081322003-n1.htm

西松建設の違法献金事件に関する捜査は、自民党議員に拡大しないとの見通しを示した政府高官が、漆間巌官房副長官であることを河村建夫官房長官が8日午前のフジテレビ系列の「新報道2001」で明らかにしたことについて、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日、「やっぱり内閣のど真ん中と検察との間で会話のやりとりがあったとしか思えない。大いに問題がある。何らかのやりとりがあったと思われても仕方がない」と厳しく批判した。都内で記者団に語った。

 その上で鳩山氏は「あす(9日)予算委員会があるから、そこで委員から、この問題はお尋ねしたい。必要に応じて、官房副長官にお出ましを願うということはあり得る」として、参院予算委員会に参考人招致して、漆間氏に対し、事実関係を追及する考えを示した。

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「未来研」小沢氏側への献金専用か 西松建設
産経新聞2009.3.8 16:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090308/crm0903081628013-n1.htm

西松建設が小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」に企業献金を行う際、ダミーに使っていた2つの政治団体のうち「未来産業研究会」(未来研)は、主に小沢氏側に献金するためのものだったとみられることが7日、捜査関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、事実上の小沢氏側“専用”だった疑いがあるとみているもようだ。

 西松は与野党の政治家側に対し、平成7年に設立したダミーの政治団体「新政治問題研究会」をトンネルにして企業献金をしていたが、小沢氏側とは当初から、年間2500万円前後を献金するように取り決めていた。
 政治資金収支報告書によると、未来研は16~18年、陸山会と小沢氏が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」、小沢氏が最高顧問についている「民主党岩手県総支部連合会」の3つの政治団体に、総額900万円を献金しているが、ほかに献金先はなかった。

 12年1月以降、政治資金規正法の規定で資金管理団体への企業献金が禁止されることになっていたことから、西松は年2500万円前後の献金を維持するため、11年に未来研を総務省に届け出たとみられる。

 小沢氏側は、献金を受ける際、西松に請求書を出しており、特捜部はこれを押収。規正法違反容疑で逮捕された陸山会の会計責任者で小沢氏の公設秘書、大久保隆規容疑者(47)が、西松による献金と認識していた事実を裏付ける証拠とみているとみられる。

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61%が小沢氏に「代表辞任」求める 共同通信世論調査
産経新聞2009.3.8 17:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903081707003-n1.htm

各社の世論調査で民主党の小沢一郎代表に「代表辞任」を求める声が強まっている。共同通信社の全国電話世論調査(7、8日実施)では、西松建設の献金事件で「小沢氏が党代表を辞めた方がよい」との回答が61.1%と6割を占め、続投支持の28.9%を大きく上回った。毎日新聞の調査(6、7日実施)でも「辞めるべきだ」は57%で、民主党は強い逆風にさらされることになった。

 共同通信の調査では、公設秘書逮捕をめぐる小沢氏の説明を「納得できなかった」との答えが78.4%と約8割に達し、「納得できた」は12.4%で、小沢氏の説明への不満が広がっていることが分かった。

 フジテレビの「新報道2001」の世論調査(5日実施)でも、小沢氏の検察批判を「支持しない」との回答が72.6%で、「支持」は16.2%だった。

 この調査では、民主党の支持率も先週より9ポイント減の26.0%で、逆に麻生内閣の支持率は、同4.4ポイント増の18.2%と上向いた。

 共同通信の調査では、望ましい政権の枠組みは「民主党中心」が2月17、18両日の前回調査より9.9ポイント下がって43.5%となり、「自民党中心」の31.6%との差が縮まった。麻生太郎首相と小沢氏の「どちらが首相にふさわしいか」では、小沢氏は同12.8ポイント減の33.6%で、麻生氏が同5.2ポイント増の25.6%だった。政党支持率は自民28.6%、民主27.4%と逆転した。麻生内閣の支持率は16.0%と同2.6ポイント微増し、不支持率は70.8%だった。

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西松献金で「解散時期は左右されず」自民・菅氏
産経新聞2009.3.8 17:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090308/plc0903081744005-n1.htm

自民党の菅義偉選対副委員長は8日、千葉県船橋市内のホテルで講演し、衆院解散について「麻生太郎首相が5月から9月の間に景況感を見て判断する。西松事件で左右されることはない」と述べ、西松建設に絡む違法献金事件が解散時期の判断に影響を与えることはないと強調した。追加経済対策を盛り込んだ平成21年度補正予算案の提出については「厳しい(経済)状況の中で大型補正予算案は当然提出されるだろう」の見通しを示した。

 一方、漆間巌官房副長官が同事件の捜査が同党に及ばないとの見通しを示したことについては、「(警察庁出身との)色眼鏡で見られる。不用意な発言は絶対にすべきじゃない」と、講演後、記者団に語った。

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【新報道2001】西松事件で激論(8日放送)
産経新聞2009.3.8 19:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903081934004-n1.htm

8日放送されたフジテレビ系の「新報道2001」では、自民党の山本一太参院議員、民主党の細野豪志衆院議員、無所属の江田憲司衆院議員らが、西松建設の違法献金事件や政治とカネの問題について議論した。

 --世論調査で多くの人が小沢一郎代表の説明に納得していないが

 細野氏「国策捜査だとは思いたくないが、漆間巌官房副長官の発言を含め政府側にどうなんだということは突き付けていかなければならない」

 --漆間発言は

 山本氏「極めて不適切な発言で、非常に怒りを感じる。いらぬ誤解を与える発言を、ああいう立場の方がすべきではない」

 --事件の構図は

 山本氏「こういうことがあったのならば当然厳しく罰せられるべきだが、背景には政治に金がかかるという問題がある。企業側には政治家へ献金して口利きしてもらおう、政治家側も見返りを提供して資金を集めようという感覚があるが、この政治文化を変えないといけない」

 江田氏「自民も民主も『資金の流れを透明化すればいい』というが、きれい事では済まない。政党助成金で税金が政党に入っているのに、政党支部をたくさん作って企業献金を受け入れるのは、明らかに国民への裏切りだ」

 --民主党は平成15年のマニフェストで公共事業受注企業からの政治献金全面禁止を訴えているが

 細野氏「批判は承るが、チェックする仕組みがないのも事実だ。仕組みそのものを作るところまでなかなか行けていない」

「新報道2001」世論調査結果は以下の通り。

【問】麻生内閣を支持するか
支持する18.2%
支持しない75.8%
その他、分からない6.0%

【問】首相にふさわしいのはどちらか
麻生太郎首相23.6%
小沢一郎民主党代表32.4%
その他、分からない44.0%

【問】次の総選挙後にどういう政権を期待するか
自民党中心の政権15.0%
民主党中心の政権24.8%
自民、民主両党による大連立政権37.2%
自民、民主以外の新たな第三勢力による政権17.0%
その他、分からない6.0%

【問】秘書逮捕で検察を批判した小沢氏の発言を支持するか
支持する16.2%
支持しない72.6%
その他、分からない11.2%

【問】次の衆院選はどの政党に投票するか
自民党21.0%
民主党26.0%
公明党2.2%
共産党2.4%
社民党1.4%
国民新党0.2%
新党日本0.0%
無所属・他1.4%
棄権1.2%
未定44.2%

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「政府高官」は漆間副長官 河村長官が明言 民主党は国会で追及へ
産経新聞2009.3.8 19:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903081043000-n1.htm

 西松建設の違法献金事件をめぐり、政府高官が「自民党には波及しない」との見通しを示したとされる問題で、河村建夫官房長官は8日の報道番組で、政府高官を元警察庁長官の漆間巌官房副長官であることを明らかにした。河村氏は「発言は極めて不適切だ」として漆間氏を厳重に注意したことを明かし、「漆間氏はあくまで刑事手続きの一般論を説明しただけだ。(検察との情報交換は)あり得ない」と強調した。

 民主党は「内閣と検察が通じ合っていたとしか思えない。逆指揮権ではないか」(鳩山由紀夫民主党幹事長)と反発しており、9日の参院予算委員会で麻生太郎首相らを追及する。漆間氏を参考人として国会に呼ぶことも検討している。

 問題の端緒は、漆間氏が5日夕に首相官邸で行った定例の記者懇談会。西松建設の違法献金問題が話題になり、漆間氏がオフレコを前提に話した内容を一部メディアが「政府高官が『捜査が自民党に及ぶことは絶対にない。額が違う』と述べた」と報じた。

 漆間氏は6日夜、記者団に「私は『自民党に捜査が及ぶ』等の表現は使っていないし、『絶対にない』とは一度も言っていない。『捜査がどこに及ぶかは検察が決めることだ』と断ったはずだ。私は検察の情報が入る立場ではなく、一般論として違法性の認識の立件がいかに難しいかを説明しただけだ」と述べた。

 河村氏は8日のフジテレビの新報道2001で、すでに漆間氏から事情を聴いたことを明らかにし、「漆間氏は『一般論を述べただけで特定の議員への影響や捜査の帰趨(きすう)に関する説明をした覚えはない』と話している」と説明。その上で「警察庁長官の経歴を持つ人なので極めて不適切な発言だ。厳重に注意し、もう少しはっきり説明した方がよいと言った」と述べ、漆間氏に何らかの形で経緯を説明させる考えを明らかにした。漆間氏の処分は「一切ない」と否定した。

また、河村氏はNHKの番組で、政府と検察が情報交換した可能性について「法治国家の根幹を崩しかねない話であり、まったくあり得ない。言われなきことを言われ理解に苦しむ」と強く反発。「検察は厳正中立、不偏不党で、法と証拠に基づき捜査していると確信している。それを私の方がとやかく言う立場にない」と述べた。

 首相は7日夜、この問題について河村氏と対応を協議。事態収拾に向け、「漆間氏にも説明責任を果たしてもらう必要がある」と判断したという。

 漆間氏は8日、取材に対し、9日の定例記者会見で自らの発言の真意を説明する考えを示すとともに、「国会に呼ばれれば誠実に対応する」と述べた。 

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自民、民主「共倒れ」 ほくそ笑む共産
産経新聞2009.3.8 21:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903082113005-n1.htm

民主党が小沢一郎代表をめぐる違法献金疑惑で揺れる中、共産党が好機到来とばかりにほくそ笑んでいる。同党は「蟹工船」ブームで若者を中心に関心を集めるなど元気だが、「自民党もダメ、民主党もダメ」という世論が高まれば、次期衆院選で“確かな第三極”の姿が明確になり、行き場のない無党派層の支持が集められるのではないか計算する。果たして…。

 近年の国政選挙で民主党は「反自民・公明票」の受け皿として野党では独り勝ちし、次期衆院選で政権交代を果たすのは確実ともみられていた。だが、小沢氏側の疑惑で民主党がつまずきつつあり、共産党は「麻生政権迷走で民主党に緊急避難的に流れていた支持層の一部をわが党が取り込める」(共産党関係者)とにんまりだ。

 同党が5日の幹部会で「金権腐敗政治」の一掃に向けた「共産党の役割」をアピールする方針を確認したのも、その戦略上にある。

 共産党は平成19年10月以降、新規入党者数は16カ月連続で増加(対前月比)し合計1万6000人に上るなど人気を呼んでいる。格差や「派遣切り」問題に取り組んできたほか、志位和夫委員長の「メディア露出作戦」も奏功している。その中で、目の上のタンコブの民主党を襲った「小沢ショック」は共産党にとって渡りに船というわけだ。

 小沢氏が秘書の逮捕翌日の4日に行った「釈明記者会見」について、他の野党が「一応の説明責任は果たした」(福島瑞穂社民党党首)、「事実関係がはっきりしてくるまで何とも言えない」(亀井久興国民新党幹事長)などと批判を避けた。だが、志位氏は「国民に対する説明責任を果たしたとは、とうてい言えない」と糾弾してみせた。

小沢氏側の事件について、共産党の市田忠義書記局長は5日の記者会見で「自民も民主も基本路線や金権腐敗政治という点で同質同類ということが、非常に分かりやすい形で出た」と述べ、従来の主張である「企業・団体献金の禁止」を訴える考えを強調した。

 ただ、党内に「浮かれたことは慎むべきだ」(共産党関係者)との空気が強く、市田氏は、自民、民主への批判や不満の受け皿になる可能性については「共産党の立場や考え、路線、政策を丸ごと知ってもらう努力なしには、自動的に共産党に来るということはない」と慎重だった。

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「代表交代論」に勢い 逆風強まり民主結束ほころぶ
産経新聞2009.3.8 21:15
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903082117006-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の公設秘書逮捕に対し、世論から「代表辞任」を求める声が強まり、民主党の「続投への結束」がほころび始めた。鳩山由紀夫幹事長が8日、小沢氏の責任論について「新たな事実が判明すれば、新たな展開になる」と述べ、進退問題に発展する可能性に言及し始めた。小沢氏が代表にとどまれば世論が民主党から離反しかねないとの声は次第に大きくなりつつある。

 鳩山幹事長は8日のNHK番組で、進退問題に発展する可能性を示唆したが、その中で「進退問題が浮上しないと言い切るつもりはない」と述べ、世論の反発を強く意識してみせた。

 同党幹部は、この発言の真意を「『新たな事実』とは収賄容疑などだが、そうした事実はないという前提だ」と解説して、辞任論の拡大回避に躍起だが、代表辞任を完全否定できなくなったのは明らかだ。

 鳩山氏ら党執行部や小沢支持派には、小沢氏の陣頭指揮で、国会運営や次期衆院選の準備を進め、麻生政権を追い込んできただけに、代表交代に消極的な空気が強い。小沢氏自身も代表を辞任する考えがないことを強調している。

だが、反小沢勢力を中心に「潔く辞任すべきだ」(幹部)との声があるのも事実だ。事件で民主党への追い風が弱まり、「小沢代表のままでは次期衆院選で単独過半数がとれなくなる」(同)との危機感も強まっている。実際、仙谷由人元政調会長は7日、「これからは本物の政権を担う政党をつくらなければならない」と、代表交代の可能性に言及しており、箝口(かんこう)令の下で表面化してこなかった「辞任やむなし」の声が抑えきれなくなっている。

 小沢氏は献金は適切に処理したと強調しており、今後の捜査で、発言と食い違う事実が明らかになれば、反小沢勢力の勢いが増すのは確実だ。中堅議員は「代表を辞めてくれという感じが党内で広がれば、小沢氏は察するだろう」と、小沢氏が党内情勢を見極めて自身の進退を最終判断するとの見方を示している。


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小池氏「小沢批判」テコに存在感 政権批判は封印
産経新聞2009.3.8 22:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090308/stt0903082302007-n1.htm

自民党の小池百合子元防衛相が「ポスト麻生」をにらみ、動き出した。昨年9月の総裁選で応援を受けた議員の地元を中心に全国遊説を始めており、8日には千葉県船橋市で小泉チルドレンを応援した。スタイルは「鋭い小沢批判」。政権批判は封印し、かつて行動をともにした民主党の小沢一郎代表を舌鋒(ぜっぽう)鋭く切り捨てることをテコに、民主党との最終決戦に臨む「自民党の顔」としての存在感を示したいようだ。

 小池氏は船橋市内のホテルで、まだ使いこなす議員が少ないプレゼンテーション用ソフトを使い、ライフワークの環境政策を中心に1時間近く講演した。「政策を中心に話す」といいつつも、旧新進党などで行動をともにし、その後決別した小沢氏への批判は痛烈だった。

 「生活が第一といいながら、『政局が第一』という人。政権交代さえすればすべてうまくいくと言った方の秘書が逮捕され、この混乱が国民生活に不安を与えるのではないか。この十何年を振り返ると、小沢さんの、小沢さんによる、小沢さんのための政治がずっと続いてきた」

自民党内では、「麻生太郎首相では選挙を戦えない」という声が広がり、首相に批判的な中堅・若手が次々とグループを結成している。昨年9月の総裁選で小池氏を推した中川秀直、武部勤両元幹事長が後見役と目されるが、小池氏は最近、あえて両氏と距離を置き「麻生批判」は封印している。

 講演でも「100年に一度の危機で政治混乱のヒマはなく、首相にはしっかりリーダーシップをふるってもらいたい。私どもにも麻生政権を実現させたPL法的な製造物責任がある」と支持を明確にした。

 ただ、内閣支持率の低迷で小池氏を「ポスト麻生」にとの声は出始めている。

 「われわれは麻生首相をリリーフ投手として選んだ。次の選挙では新しいリーダーを立てて新しい日本を目指す。『他にいない』というが、小池さんとかがいるじゃないか」

 武部氏は講演後のパーティーでこう語り、目の前の小池氏を持ち上げた。総裁選で麻生氏を推した町村派中堅でさえ「10%台の支持率で選挙するより、少しでも高い支持率で戦いたい。小池さんは嫌いだが、生き残るためには眼をつぶる」と言うほどだ。

小池氏はこうした声に無関心を装うが、2月のテレビ番組では「一度は総裁選に出て首相を目指した私ですから…。どういう形がいいかはこれからの政治環境次第ですね」と意欲をにじませた。最近は足場固めをするかのように、愛知、山梨両県、北海道などを訪れ、総裁選で小池氏を支持した議員を応援した。

 しかし、経済危機の中で首相を批判することが、自民党員である自らへの批判に跳ね返ってくることは十分に自覚している。党内には小池氏の政治遍歴に対する不信感もある。

 「今はコップの中の争いをしている場合じゃないでしょ。敵は外にいるのよ」

 小池氏は4日夜、都内の居酒屋で親しい議員にこう語りかけた。民主党と戦う姿勢をみせながら、機が熟すのを待っているようだ。(加納宏幸)

2009年3月7日土曜日

【西松事件】 マスコミ各社の異様な報道合戦

大久保秘書が逮捕をされてからm5日目となる 3月7日

漆間官房副長官の発言が政府高官から「漆間」とはっきり表に出てきた。つまり、オフレコ発言でなら「本当のことを話す」が記者クラブに加盟をしていた新聞・テレビ各社は、正直に記事を書いてこなかったという事であり、また報道をしてこなかったという事を認めたという事である。

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【民主党解剖】第1部 政権のかたち(5)「小沢後」をひそかに模索
産経新聞2009.3.7 01:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903070104001-n1.htm

黙っていては「外堀」を埋められかねない焦りか。前日は都内の個人事務所や自宅に蟄居(ちつきよ)していた民主党代表、小沢一郎は6日、表舞台に出た。

 「私が被疑者のような報道がされているが、そういう事実はまったくない」

 2日ぶりの党本部で自らマイクの前に立った小沢は、辞任する考えはないことを改めて強調した。

 秘書が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されて3日。取材嫌いで知られる小沢が進んで記者団に語るのは異例だった。波状的に流される疑惑報道に小沢が反撃に出た。

 側近は「報道には小沢だけでなく、弁護士出身の議員などを集めてチームを結成し、打ち返していくことを考えている」と語る。

 しかし執行部からは「小沢を援護射撃しようにも情報がないから動けない」という、いらだちの声も出始めている。

 「物言えど、くちびる寒しだからな」。小沢に近い国対委員長、山岡賢次は8日のテレビ朝日の報道番組出演をキャンセルした。代表代行の菅直人も同日予定の番組出演を断った。執行部は、視界不良の捜査の行方に地団駄(じだんだ)を踏むだけだ。

 「絶対に勝たなきゃいけない」。小沢は6日、名古屋市長選挙(4月26日投開票)に転戦する衆院議員、河村たかしを党本部に迎え、こうハッパをかけた。

 自民党との事実上の一騎打ちとなる「民主党王国」愛知での県都決戦。「検察と断固戦う」と意気込む小沢にとって、その勝敗は重い意味をもつ。とりこぼせば、自らをとりまく疑惑の後遺症を認めざるを得ないうえ、次期衆院選の「党の顔」は小沢しかないという神話が崩壊するからだ。

 小沢は「心配かけるているな」と河村の肩をポンとたたいて送り出した。

 小沢はこの日、自民党旧田中派時代からの盟友である副代表、石井一に党本部で約30分話し込んだ。

 「党内でいろいろ言う奴(やつ)はいるが、全部じゃない。気にすることはない」。石井の助言に、小沢は「わかった」とうなずいた。「小沢降ろし」のときをじっと待つ党内の非小沢勢力と、西松建設事件での小沢サイドの立件に意欲を示す検察-。自らの思いを直接、間接問わず発信し始めた小沢の動きは、眼前で対峙(たいじ)する二つの敵に向け「小沢は動じない」と宣言する“情報戦”とも受けとれる。

 しかし、小沢の思いとは裏腹に党内では、「小沢で結束」の空気にも微妙な変化が生じつつある。

小沢擁護派の中堅幹部は6日、「週末に議員たちのマグマがたまり、週が明けると風向きが変わるかもしれない」と語った。週末に地元に戻る議員たちが「小沢ショック」の影響を目の当たりにすれば、「静」を決め込むわけにはいかない。マスコミ各社も、小沢の秘書の逮捕後初めての世論調査を予定している。

 菅サイドもひそかに、「小沢辞任」を想定した新体制の検討に入った。

 「代表空席のまま、現執行部の菅と幹事長の鳩山由紀夫に、党内で最も待望論が強い副代表、岡田克也を加えた『新トロイカ体制』をつくる案を練っている。衆院選前に代表選をやっている時間的余裕はないという大義がある」

 菅が主宰するグループの中堅議員はこう打ち明ける。岡田を抱き込むことで、現執行部総退陣を回避したい菅の思惑も透けてみえてくる。

 党内では、24日に予想される小沢の秘書の起訴を待たずに「小沢降ろし」が“解禁”され、同党の年中行事だった内紛が勃発(ぼつぱつ)する様相を呈している。

 「冷静に捜査の進展をみつめていくしかない。あれこれいうには現段階では情報が少なすぎる」

 民主党最大の支持組織、日本労働組合総連合会(連合)会長、高木剛は5日の記者会見で言葉を選んでこう語った。だが、次期衆院選が迫る中、連合にとって「小沢なき民主党」はない。組織は揺れ動いている。

 小沢は平成18年4月に党代表就任後、前代表の前原誠司の時代に冷え込んだ連合との関係修復に真っ先に取り組んだ。19年からは小沢と高木と“二人三脚”の全国行脚を始め、地元の連合幹部との宴席も重ねた。小沢は二次会のカラオケで八代亜紀の「舟唄」を披露したこともあった。連合前会長の笹森清に「連合を本気にさせた初めての民主党のトップだ」と言わしめた。それだけに「小沢が辞任したら心理的影響は大きい」(連合山形)という。
「1人でも票をいただける組織を大事にするのは政治家として当然のことだ」

 小沢は連合との関係強化の意義をこう語ってきた。その戦略は19年の参院選での圧勝をもたらし、イメージ重視の空中戦に頼っていた党に組織的に地上戦も対応する土台をつくった。

 小沢は独自作成の「参院選の結果調べ」というデータブックを常に携え、選挙戦略を構築してきた。「小沢の選挙手法が党を政権交代の手前まで成長させたが、小沢が辞めれば党内の体制は緩み、すべてがまぼろしになる」。側近議員はそんな危(き)惧(ぐ)を抱く。

 岡田と前原は8~13日まで、党内の喧噪(けんそう)を避けるかのように東南アジア諸国を訪問する。小沢と距離を置く中堅は「動きが出れば岡田、前原に緊急帰国してもらう。当然、彼らもわかっている」と語る。

 「小沢ありき」だった民主党の政権構想は崩れようとしている。(敬称略)=第一部おわり
 この連載は、高木桂一、松本浩史、小島優、斉藤太郎、原川貴郎、佐々木美恵、坂井広志が担当しました。


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【小沢氏秘書逮捕】「東北は何と言っても小沢さん」献金は受注狙いか
産経新聞2009.3.7 01:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090307/crm0903070129003-n1.htm

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、献金の目的が、東北地方の公共工事受注を期待したものだった疑いが強まっている。小沢氏側は東北での影響力を否定しているが、業界関係者によると、ゼネコン側は“小沢事務所詣で”を繰り返していたという。「工事をお願いした」「献金しないと受注の邪魔をされる」。西松建設などゼネコン関係者が、畏怖(いふ)の念を込めてこう口々に語る“豪腕・小沢”側の真の実力とは、どのようなものだっただろうか。

 ▼地元の「裏選対」
 「東北は何と言っても小沢さん。献金は、小沢さんの公共工事での影響力を期待したから」

 西松の元幹部は、西松がダミーの政治団体を使って多額の違法献金を続けてきた理由をそう話す。

 政界関係者によると、小沢氏は、建設業界に長く君臨した故田中角栄元首相や、故金丸信元自民党副総裁の腹心で、自民党を出た後も業界に影響力を持ち続けてきたといい、特に岩手、青森、秋田の北東北3県で強いといわれる。

 ゼネコン側は、その影響力を頼りに、選挙では小沢氏側の集票と資金集めに奔走するという。ゼネコン汚職が摘発された平成5年には、新生党代表幹事だった小沢氏の地元選対が、ゼネコン社員を動員した“裏選対”を組織していたことが国会で取り上げられた。

 当時の名簿によると、総括責任者が鹿島、本部長が大成建設のそれぞれ地元支店幹部で、委員には西松の支店幹部も名を連ねた。

▼元秘書側が考案?
 ゼネコン関係者によると、東北地方では古くから、ゼネコン最大手の鹿島が、強固な営業基盤を誇っていたという。西松の元幹部は、「西松は東北では後発だったため、受注拡大を図るには、小沢さんに頼るしかなかった」と話す。

 西松関係者によると、小沢氏側の窓口となったのが、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)の前任者で、小沢氏の「側近中の側近」といわれた元秘書だったという。

 西松は平成7年ごろ、元秘書側と、毎年2500万円前後の献金をすることで合意。ダミーの政治団体「新政治問題研究会」を使ったトンネル献金システムを考案したとされる。11年からは「未来産業研究会」もダミーに加えた。

 ある国会議員秘書は「北東北3県の公共工事は、鹿島の東北支店幹部と元秘書側が調整し、受注高に応じて小沢氏側への献金額を決めていた」と証言する。

 ▼180億円受注
 こうしたノウハウを元秘書側から引き継いだとされるのが、12年に陸山会の会計責任者となった大久保容疑者だった。東北地方の建設会社幹部は「仕事を取るためだけでなく、邪魔をされないためにも献金する。大久保さんは小沢さんの代理人。東北の業界では知らない人はいない」と語る。

 業界関係者によると、西松も大久保容疑者の“言いなり”で、献金を続けたことによって、東北での受注を拡大したという。

 工事経歴書によると、西松が16~20年に着工した国や自治体発注の主な公共工事は10件で、総額は約180億円にのぼる。最も受注額が高かったのが、国土交通省東北地方整備局が18年に発注し、西松が受注した岩手県の胆沢(いさわ)ダム関連施設工事で約47億円。また、秋田県の森吉山ダムの本体工事が約44億円、山形県の長井ダムの本体工事が約41億円と続く。

 ダムではほかに、宮城県の長沼ダムも約16億円で本体工事を受注した。胆沢ダムをめぐっては、西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)が、大久保容疑者に工事受注の口利きを依頼していた疑惑もある。特捜部は地元・岩手の小沢事務所関係者からも事情を聴くなど調べを進めている。

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【主張】西松献金疑惑 与野党問わず厳正対処を
産経新聞2009.3.7 02:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903070254003-n1.htm

準大手ゼネコン「西松建設」関連の資金が与野党の複数の国会議員に提供されていたことは、政治とカネの不透明な構図をまざまざと見せつけている。

 献金を受けた自民党議員らは、相次いで資金を返還している。小沢一郎・民主党代表側より金額が小さいとはいえ、西松側のダミー政治団体を経由するなど同じ構図である。資金の返還で一件落着とはならない。違法性の有無を含め、捜査当局には厳正な捜査を求めたい。

 小沢氏の公設第1秘書が逮捕されたのに続き、自民党二階派の政治団体が平成16~18年の間、西松建設側に838万円分のパーティー券を購入してもらっていたことが、政治資金規正法違反にあたるとの疑いが浮上している。

 二階俊博経済産業相は5日の派閥総会で全額返還すると表明し、パーティー券購入について問題はないとの見解を示している。

 山口俊一首相補佐官や加納時男国土交通副大臣も各200万円、献金やパーティー券代を受けており、返還するという。このほか、森喜朗元首相も西松建設関連の献金など400万円を返還する考えを弁護士を通じて示した。

 河村建夫官房長官は「国民の目から見て疑念が残ってはいけない意図だ」と、返還処理に理解を示し、違法性などの問題はないとの立場をとっているが、内閣の対応として不十分ではないか。

 政府高官が「捜査は自民党議員に及ばない」といった与党寄りの見通しを示す発言をしたことも、与野党双方の反発や誤解を招いている。政府には、公正な捜査に少しの疑いも持たれないよう慎重な言動を求めたい。

 田中角栄首相当時に推し進められた「土建国家」政治は、公共事業を中心に政官業の強固な癒着構造を生みだし、小沢氏も属した自民党旧田中派、道路族議員らが利権を握り今日に至っている。

 迂回(うかい)献金禁止などが何度も求められていたが、いっこうに是正されずゼネコンからの不透明な資金提供が繰り返されている。利権構造の温存を断つ具体的な透明化措置が必要だ。

 小泉改革で着手された道路特定財源の一般財源化も骨抜きが図られ、削減してきた公共事業の規模も景気対策の名目で増加傾向にある。これ以上政治不信を招かないよう既得権益構造を完全復活させてはならない。

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民主若手「小沢代表は頻繁に説明を」 西松問題、企業献金に疑問の声続々
産経新聞2009.3.7 10:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903071010004-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」や自民党二階派が西松建設から事実上の企業献金を受けていたとされる問題で、民主党の渡辺周衆院議員は7日午前のTBS番組で「小沢代表の政治団体についてはわれわれもわからない。党員や党所属議員に対して小沢代表は頻繁に説明してほしい」と述べた。その上で「多額の献金となると普通は怖さを感じる。(献金したのは)どういう人なのか当然知っておかなければいけない。与野党ともにカネの入りはもっと厳格にすべきだ」と指摘した。

 一方、番組では企業献金を問題視する声が相次いだ。共産党の小池晃政策委員長は「こういう事件を招いたのだから自民党も民主党も政党助成金を返納すべきだ。政党助成金は企業献金をやめるために作ったはずだ」と主張。民主党の浅尾慶一郎参院議員も「個人献金だけにするのが一番フェアだ」と賛同した。

 自民党の衛藤征士郎元防衛庁長官も「企業献金をやめ、個人献金に限定するのが一番よい」と同調。公明党の高木陽介選対委員長は「公明党は公明新聞の売り上げで党の活動を賄っている」と述べた。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏側「表のカネ」要求 西松献金システム構築の背景か
2009.3.7 12:07
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090307/crm0903071214015-n1.htm

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、西松建設から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、小沢氏側が西松から受領する資金について、政治資金収支報告書に記載できる「表の金」として提供するよう西松側に要求していたことが7日、捜査関係者の話で分かった。著書の『日本改造計画』で「政治資金の全面公開」という自説を展開している小沢氏の資金管理団体が、公開されているという事実を“隠れみの”に、西松のダミー団体を使って政治資金の出所を偽っていた疑いが強い。

 西松関係者によると、小沢氏側は平成7年ごろから西松に対し、年2500万円前後の資金提供をするように要請したという。

 捜査関係者によると、小沢氏側は献金の開始にあたり、提供される資金が収支報告書に記載できる献金の形態を取るように要求したという。西松はこれを受け、7年に「新政治問題研究会」(新政研)を設立し、毎年の献金を始めた。

 規正法が改正され、12年1月以降、政治家の資金管理団体への企業献金が禁じられることになったため、西松は11年に「未来産業研究会」(未来研)もダミーの政治団体に加え、トンネル献金の“仕組み”を強化。一見、適法な献金のスタイルでの資金提供を維持してきた。

 ほかにも西松は、下請け業者に水増しした工事代金を渡し、小沢氏側の政党支部に企業献金させていた。

主な献金先は、陸山会のほか「民主党岩手県総支部連合会」「民主党岩手県第4区総支部」の3団体。特捜部は、西松がダミーの政治団体や下請け業者を使って複数の献金先に資金を納めていたのは、献金元と献金先を分散させて金額を少額に抑えることで、目立たなくする狙いがあったとみているもようだ。

 小沢氏は4日の記者会見で、「2つの政治団体から献金を受けたということについては、政治資金規正法にのっとって適法に処理し、報告をし、公開されているところだ」と説明。西松側からの献金が、正規の手続きで処理されたものであることを強調していた。特捜部は、「表の金」という小沢氏側の要求が、ダミーを使った献金システムが考案された背景にあるとみている。

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【小沢氏秘書逮捕】進退問題「最終的に結論が出た時に言う」
産経新聞2009.3.7 13:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903071313005-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は7日昼、党本部で記者団の取材に応じ、西松建設による違法献金事件をめぐる自らの進退について「最終的に『こうだ』という結論が出た時に言うことだ」と述べた。

 その上で小沢氏は「私どもは今回の(公設第1秘書の)逮捕について合点がいかないと言っている。従って起訴されたり、裁判で罪になったりということは考えていない」と潔白を重ねて強調。逮捕された秘書についても「彼がそれだけ影響力を持っているとは思わないし、それをいろんな形で行使したとも思っていない」と擁護した。

 また、小沢氏は、自民党の二階俊博経産相への違法献金疑惑については「人様のことなので分からない。説明責任は自民党と本人が考えることだ」と言及を避けた。政府高官が自民党に波及しないとの見通しを示したことには「直接その話は聞いていないのでコメントする立場にないが、事実だとすれば奇異な感じがする」と語った。

 小沢氏は7日午前、宿泊していた都内の個人事務所を出て民主党本部入り。小沢氏が土曜日に執務のため党本部入りするのは異例。

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【小沢代表ぶら下がり詳報】「彼が影響力を行使したとは思っていない」(7日昼)
産経新聞2009.3.7 13:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903071359006-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は7日昼、西松建設による違法献金事件をめぐる自らの進退について「最終的に『こうだ』という結論が出た時に言うことだ」と述べた。東京・永田町の民主党本部で記者団の質問に答えた。詳報は以下の通り。

【西松建設問題】
 --西松建設の違法献金疑惑について、政府高官が「自民党には捜査が及ばない」と発言した問題で、与野党から批判が出ているが、見解は

 「うん、ボクは直接その話は聞いてませんので、コメントする立場じゃないですけれども、それが事実とすれば、ちょっと奇異な感じがしますね」

 --二階俊博経済産業相に捜査の手が伸びているという情報があるが、見解は

 「それはもう、人様のことですから分かりません」

 --小沢氏は昨日、自らの進退問題について「結論が出た段階で判断する」と述べたが、結論とはいつの段階を言うのか

 「それは分からない。最終的にこうだという結論が出たときということです」

 --それは起訴された段階か。判決が出た段階か
 「だから、その時点、私どもはその今回の逮捕についても合点がいかないということ言っているわけですし、それから、従って、それが起訴されたり、あるいは裁判で罪になったりというようなことは考えていないというのが現状の段階ですから、まあ、いずれにしても、時期がいつか私から何日とか、いつごろとかということではないと思います。常識的に、最終的な結論が出た場合ということで申し上げました」

 --自民党の議員は献金を返金する意向を示しているが。

 「ですから最初から申し上げております。これもまた、そういった違法な仕方で、脱法か、な仕方で政治団体の原資が集められたものだったということが、今はまだマスコミを通じてしか分からないわけですから、それが確定した時点におきましては、私は最初からそういう場合には返金したいと言っております。ですから、それは変わりありません」

--二階氏については裏献金を受けていたと報じられている。自民党の説明責任についてはどう考えているか

 「それはもう、今さっきも言ったように、二階さんのことについて私は分かりませんから。とやかく今、論評する何ものも持っておりません。それから、自民党の国民に対する、本人と自民党の国民に対する説明責任は、それはそれぞれ、本人と自民党が考えることだと思います」

 --逮捕された大久保隆規秘書は岩手県内で影響が大きかったという話が出ているが

 「私は、彼がそれだけの力というか、影響力とか、いうのを持っているとは思いませんし、また、それをいろんなかたちで行使したというふうには思っておりません」

 --大久保秘書が西松建設本社に行き、西松建設幹部と献金方法の詳細について話し合っていたそうだ。そのことを知っていたか。事務所の体質として問題はないか

 「あの、会見の時からずっとこの問題、起きてから、申し上げておりましたが、献金は本当に大勢の方々から個人、法人問わず頂いておりますから、個別の献金のことにつきましては、私は報告は受けておりませんから分かりません。ただ、一般論として、献金してくださる方にお願いを申し上げるということは、直接、お願いできる方もあるし、それから大勢ですから、直接、お願いでもって、会って回ることもできない方も、そのような方には今回も、あるいは今年もよろしくお願いしますという文書でお願いをしておるということは知っております。それは、いずれにしても、献金をしてくださる方に、その、よろしくお願いしますということ自体は、これは社会通念的にも、政治献金だけじゃなくてそれはごくごく当然、自然のことだと思います」

 --衆院選に向けた地方行脚の再開のめどは

 「地方行脚、したいけれども、こうやって、もう諸君に囲まれてちゃ、地方行脚もできないから、できるだけ早く、もう、地方へ出て、晴れてみなさんとまた話し合い、ふれあいの期待を設けられたい、できるだけ早くそういう機会がまた来るように、というふうに願っています」

--名古屋市長選に関して昨日、立候補予定の河村たかし衆院議員と面会していたが、どんな言葉をかけたのか

 「市長選挙については、まあ、もう、すでにみんな知っていると思うけれど、県連、市議団、県議団の中で、いろいろ、議論があって、最終的に私に調整を任せるということで県連会長以下、市議団と県議団の代表もおいでになって、そして任されたわけです。

 そこで河村君を呼んで、とにかく彼がなんとしても出るということであれば、仲間のみんなが了解するようなことじゃきゃだめだよということで、私が提示しましたのは、推薦するにあたってきちんと誓約してくれと。そのひとつは政策の決定、発表にあたっては、特に名古屋市議団のみなさんと十分、話し合った上で結論を得るようにしてくれと。それからもうひとつは、市長選に回るとすれば、(衆院愛知)1区の後継の候補者の問題がありますから、これについては市長選の選挙の結果がどうであれ、河村君自身と後援会、この両者が全面的に県連、そして最終的には党本部の決めた候補者を全力で推薦すると。この2つを誓約してくれということで、話しまして、そして昨日、誓約書に本人と後援会長の署名・捺印の誓約書の文書を持ってこられましたので、それでじゃあ、ということで、みなさんと話し合ってくれということで帰ってもらいました。

ですから、それでよしとなれば、次の常幹(党常任幹事会)にかけられるかどうか、まだちょっと分かりませんけれども、よしとなれば推薦ということになるだろうと思います」

 --どんな言葉を河村氏にかけたか

 「特に、議員の場合は、それは民主党所属の議員としての最低のルールは守らなければいけないけれど、ある程度、自由気ままな言動も許されるけれども、首長ということになると本当に市民の生活そのものの問題だし、またみんなの協力と理解を得られなければ現実、市政、できないのだから。そういう意味で、今言った2つのことだけはきちんと守って、守るということを約束した上で、というふうに話をしました」
【今後の予定】

 --この後、「鳩山一郎50年祭」に出席するのか

 「(鳩山由紀夫)幹事長から、ぜひちょっとでもいいから顔を出してくれというお話がありましたので、行くつもりでおります」

2009年3月6日金曜日

【西松事件】 大久保秘書逮捕から4日目

大久保秘書逮捕から4日目  3月6日
とりわけ、小沢氏に対し敵意をむき出しなのが、この産経新聞と読売新聞であるが、4日目ととなると記事数も少なくあったようである。

前日の漆間発言に、政界が捜査の危うさをに声を上げ始めたのである。

このころから、東京地検特捜部に対してこの度の捜査に対して疑問を呈す声が上がり始めている。衆議院選挙のタイミングと、政治資金規正法での逮捕の危うさだ露呈をした形といえるであろうか。

「情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士」ろいうブログを書かれている、ヤメ蚊氏が「読売新聞が、小沢民主党党首周辺への捜査が国策捜査であることを裏付ける記事を掲載~政党支部であれば合法」との記事を弁護士という職業から書かれいる。

ビデオニュースの神保哲生氏が元検事・郷原信郎氏にインタビューをしている。

理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕

 西松建設からの政治献金の虚偽記載容疑で民主党の小沢一郎代表の秘書が逮捕された事件について、検察OBで桐蔭横浜大学法科大学院教授の郷原信郎氏は、政治団体を経由した献金に対して政治資金規正法の虚偽記載を適用することは非常に難しいとの見通しを示した。

 長崎地検の検事時代に自ら政治資金規正法がらみの捜査に携わった経験を持つ郷原氏は、そもそも政治資金規正法は必ずしも実質的な資金の提供者を寄付者として記載することを要求していないことを指摘する。

「実際は西松建設がお金を出していることが分かっていても、政治団体から寄付を受けたのであれば、政治資金収支報告書には政治団体の名前を記載しても違反にはならない。政治団体がなんら実態の無いダミー団体で、しかも寄付を受け取った側がその事実を明確に把握していたことが立証されない限り、政治資金規正法違反とは言えないが、実態の無い政治団体はたくさんある。」郷原氏はそう語り、選挙を控えて政治的な影響の大きなこの時期に、あえて野党党首の公設秘書の逮捕にまで踏み切った検察の意図に疑問を呈した。

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【小沢氏秘書逮捕】浮かび上がる矛盾点 捜査で小沢氏説明と異なる「実態」続々
産経新聞2009.3.6 01:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090306/crm0903060123001-n1.htm

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件は、小沢氏が記者会見で潔白を主張したものの、東京地検特捜部の捜査で、その説明と異なる「実態」が次々と浮かび上がっている。小沢氏は特捜部に参考人聴取される見通しとなっており、複数の“矛盾点”について、国民に対しても、さらに説明責任を果たすよう求める声が高まるのは必至だ。

取り決め
 「政治団体からの寄付という認識だったから資金管理団体で受領した、ということに尽きる」。4日開かれた会見で小沢氏は、問題があるとは認識していなかったことを強調した。

 一方、特捜部の調べでは、小沢氏の公設第1秘書で陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)が西松側と献金額を毎年2500万円前後にすることを取り決めていた疑いがあることが判明。特捜部は、問題の献金に小沢氏側が深くかかわっていることを示すものとみて調べている。

 政治資金規正法は、かつては「形式犯」として身柄拘束を伴わない在宅起訴で処理されるケースが通例だった。しかし、特捜部は今回、西松建設の社員が払い込んだ資金を同社が賞与で補填(ほてん)するなどの巧妙な「トンネル献金」の悪質性を重視。強制捜査での摘発に踏み切ったとみられる。

 小沢氏はこの点について、「この種の問題で、今までに逮捕、強制捜査というやり方をした例は全くなかった。異常な手法だ」と“前例なき捜査”に怒りをあらわにしたが、仮に西松側と小沢氏側が献金について取り決めていた事実があれば、「政治団体からの寄付という認識」との説明は“虚偽”となる。

口利き
 会見では終始落ち着いた印象だった小沢氏だが、その声が大きくなった場面がある。献金に対する便宜供与の有無への認識を、記者に問われたときだった。

 「私や秘書が、相手方に便宜供与や、何らかの利益を与える行為を伴っていたとするなら、私は甘んじて捜査を受けます。しかし、全くそのような事実はありません」

 しかし、この点についても、特捜部の調べにより“ほころび”が出てきている。国土交通省東北地方整備局が平成18年3月に発注した岩手県の胆沢ダムの関連施設工事受注をめぐって、大久保容疑者が口利きした疑いがあることが捜査関係者の話で分かったためだ。西松建設前社長の国沢幹雄容疑者(70)らも、工事の受注が図られるよう大久保容疑者に頼んでいたことを認め、多額の献金により「工事が取れた」と供述しているという。

 献金に対する「見返り」は、今後の捜査のポイントとなりそうだ。

チェック責任
 「お金がどういう所から出ているのかというのは、一般常識からして詮索(せんさく)はしないのが大多数と思っている。みなさまの善意を信じてやっているのが現状」。小沢氏は会見で、「一般常識」という言葉を交えながらそう話した上、「政治献金は『入り』も『出』もすべて公開している。きちんと処理している」と、自身の順法意識の高さを強調した。

 記者からは「陸山会トップとしてのチェック責任」を問う質問があがったが、小沢氏は「細かい一つ一つ(の寄付)について私がチェックすることは、現実問題として不可能」と説明。謝罪の意向について聞かれると、「おわびする理由は見当たらない」として、謝罪しなかった。

 だが、献金のチェックをせず、詳細を把握していないにもかかわらず、「問題がない」として押し切ったのは矛盾ともいえる。特捜部は今後の参考人聴取で、小沢氏にこうした認識をただすものとみられ、改めて会見の場などでも説明を求められることになりそうだ。

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【主張】民主党 「疑惑」解明から逃げるな
産経新聞2009.3.6 02:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903060235001-n1.htm

民主党は思考停止状態に陥っているのではないだろうか。

 西松建設からの献金疑惑で小沢一郎代表の公設第1秘書が逮捕された事件で、菅直人代表代行は5日の記者会見で「小沢氏の説明は納得のできるものだった」との見解を示した。平田健二参院幹事長は参院予算委員会の質疑の冒頭で「秘書の潔白、無実は証明されると確信する」と強調した。

 小沢氏自身による4日の説明は、西松建設との関係など肝心な点にふれず、疑惑を晴らすにはほど遠いものだった。それでも小沢氏を中心に結束していくと幹部が語らざるを得ないのは、代表辞任による党の混乱を避けたいのだろう。だが、執行部は小沢体制でこのまま乗り切れると、本気で考えているのか。

 逮捕された大久保隆規秘書は、西松建設側に対して主導的に資金提供を求めたり、ダム工事受注の口利きを行ったりしたのではないかとの疑惑も浮上している。

 疑惑の拡大に伴い、小沢氏の説明の信憑(しんぴょう)性が失われていくだろう。そのつど執行部が小沢氏を信頼すると繰り返し、釈明に追われるようなら、民主党に対する国民の不信感は増大するばかりだ。

 鳩山由紀夫幹事長は、小沢氏が西松建設側に献金をすぐ返却することが望ましいとの見解を示しているが、その程度で疑惑が晴れる状況ではない。民主党の存在のありようが問われているのだ。

 民主党は従来、「政治とカネ」の透明性確保について、自民党よりも積極的だったはずだ。小沢氏側が受けた献金の巨額さに、異常性を感じている議員は少なくないだろう。小沢氏を擁護する菅氏でさえ「私は1カ所からそんな大きな額の献金はない」と述べた。

 平成18年に衆院予算委で永田寿康議員が偽造メールに基づく質問を行い議員辞職に追い込まれた事件では、党内に検証チームが設けられた。今回も党独自の調査機関で小沢氏ら関係者から徹底的に事情を聴き、結果を公表するなど具体的な自浄努力を示すべきだ。

 事件で党が受けたダメージは深刻だが、衆院選を通じて政権交代を目指す方針を放棄したわけではなかろう。党の逆境を救おうと手を挙げる人物は出てこないのか。昨年9月の党代表選は、党の団結が優先されて無投票となり、結果的に小沢氏に依存する体制が生まれたことを思い起こしたい。

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3月6日
西松献金事件で二階氏「調査を受けるいわれはない」
産経新聞2009.3.6 11:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903061103003-n1.htm

二階俊博経済産業相は6日の記者会見で、「西松建設」のダミー団体を通じた献金事件に絡み東京地検特捜部が二階氏の政治団体についても捜査する方針を固めたとされることについて「特別の調査を受けるいわれは全くない」と述べた。二階氏は、西松建設のダミー団体が二階派の政治団体のパーティー券を購入していたことについても「違法性は全くない」と強調した。

 これに関連し河村建夫官房長官は6日の記者会見で、同日午前に二階氏から「一切、心配ない」と報告があったことを明らかにした上で、今後も、二階氏から直接事情を聴く予定はないと強調した。

 また、「昨日、パーティー券購入について説明を受けた。適切に処理しているということなので、それを信じている」とも述べた。

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【民主党解剖】第1部 政権のかたち(4)「小沢降ろし」じわり
産経新聞2009.3.6 11:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903061102002-n1.htm

「小沢ショック」の波紋は、民主党内の思わぬ所にも広がりつつある。
 
ポスター待った
 党代表、小沢一郎の公設第1秘書が東京地検特捜部に逮捕された3日。次期衆院選に出馬する関東地方の新人候補は、小沢との「ツーショット」ポスターの印刷をストップさせた。

 「小沢が写ったポスターは評判が悪くて張れない。別の党幹部に差し替えるしかないが、費用もばかにならない」と新人候補は天を仰いだ。

 党関係者によると、撮影日を調整中だった、小沢を前面に出したテレビCMも宙に浮きかねない状況だという。

 公職選挙法に基づき、衆院議員の任期満了半年前にあたる今月10日から候補者単独のポスターの掲示が禁止される。このため衆院選候補の多くは、小沢との「2連ポスター」を準備し張り始めていた。

 ところが「選挙の顔」だった小沢がスキャンダルに見舞われたうえ、代表辞任もありうるとの観測が広がり、党内ですでに「小沢離れ」の動きが出ているのだ。

5日には、ポスターに頭を痛めている九州選出の中堅議員が選対委員長、赤松広隆の国会内の事務所に駆け込んだ。都内を地盤にする若手議員は、「事件発覚後、張りたての2連ポスターの何枚かが小沢の部分だけ破られたり、切り取られたりした」という。

 自民党内では先に、内閣支持率の超低空飛行にあえぐ麻生太郎首相とのツーショットポスターを避ける動きが表面化した。

 民主党はそれを人ごとのように見ていたが、期限の10日を目前に降ってわいたポスター問題に、別の中堅議員は「悪夢だ」と肩を落とした。
 
揺るがぬ強気
 「辞任否定会見」から一夜明けた5日、小沢は都内の個人事務所や自宅にこもり、公の場には姿をみせなかった。

 党の重鎮である参院議院運営委員長、西岡武夫は小沢を個人事務所に訪ね、約30分話し込んだ。小沢の様子を記者団に尋ねられた西岡は、「元気、元気」と語った。

 小沢の強気は揺らいでいない。4日の記者会見後も、「また地方行脚を再開するぞ」と側近に漏らし、代表を退く気は毛頭ない決意を伝えたという。

「真実は必ず明らかになり、秘書の潔白や無実が証明されると確信している。国民の期待と負託に応え、政権交代に向け不退転の決意で邁進(まいしん)していく」

 5日の参院予算委員会の冒頭に質問に立った参院幹事長、平田健二は、用意したペーパーに目を落としながら、こう強調した。

 国会で野党幹部がこうした「決意」を示すのは異例だ。そこには党内の「小沢降ろし」の動きを封じるとともに、小沢体制下での結束をアピールする執行部の思惑が見て取れた。

 小沢に距離を置く議員たちも表向き、小沢続投を黙認し、目立った動きを控えている。事実上の小沢派といえる「一新会」も5日に予定していた定例会合を取りやめた。「いまは動かないほうがいい」(小沢側近)と考えたことがその理由の一つだ。
 
分水嶺は24日
 しかし、逮捕された秘書の起訴か不起訴が確定する「24日」が大きな分水嶺(れい)になるとの空気が、党内では支配的になりつつある。

 「秘書が起訴されたら小沢は自発的に辞任するしかないだろう。小沢が居座るようだと、小沢降ろしの動きに一気に火がつく」。ある党幹部はこう予測する。

民主党の若手衆院議員、長島昭久は5日、「身に覚えがないということ(説明)がひっくり返るような事実があれば、別の判断にならざるを得ない」と述べた。

 小沢側近は「裁判まで断固戦う」と、検察との全面対決の道を選んだ小沢の決意を代弁する。小沢の思いは、「オヤジ」と慕った元首相、田中角栄と自身を引き立てた元副総理、金丸信が東京地検の標的になったことと無縁ではない。

 しかし、今回の事件を「国策捜査」と断じる小沢に異を唱える声も党内から出始めている。副代表、前原誠司は5日、「国民に検察のあり方で疑義をもたれるような物言いはあまりすべきではない」と語った。

 独自の選挙手法で党を政権交代の手前まで押し上げた小沢が選挙前に退場するマイナスと、疑惑で「傷」を負った小沢で選挙に臨むマイナスとでは、どちらが大きいか-。双方をてんびんにかけて戸惑う議員も党内には少なくない。

 中堅議員はこう言い切る。「小沢でなくても選挙は戦える。そのときが来たら、われわれが引導を渡す」。
 「小沢降ろし」は静かに始まった。(敬称略)

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「適切に対処」国策捜査との批判に反論、森法相
産経新聞2009.3.6 11:20
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090306/crm0903061121006-n1.htm

森英介法相は、東京地検特捜部による小沢一郎民主党代表の公設第1秘書逮捕に対し、民主党幹部などが「国策捜査」などと批判していることについて、「検察当局は、対象が誰であれ、刑事事件として取り上げるべきものがあれば対処している。今後も適切に対処すると信じており、そしりを受ける所は1点もないと申しあげる」と述べた

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西松献金事件で小沢氏「どこにでも出る」
産経新聞2009.3.6 12:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903061229006-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は6日午前、党本部で石井一副代表と会談し、西松建設の巨額献金事件をめぐり「必要があれば、どこにでも出ていって説明する」と述べ、一層の説明責任を果たす考えを表明した。石井氏が記者団に明らかにした。

 小沢氏は同時に、公設秘書逮捕後の経緯について、週明けの党常任幹事会で説明する意向も示した。さらに「なぜこんなことが起こるのか」と、検察の捜査を重ねて批判したという。

 小沢氏は4日の記者会見で、西松建設側からの企業献金とは知らなかったと明言。だが、平成7年ごろ以降、毎年2500万円前後を献金するよう調整していたことが判明するなどしていることから、さらなる説明が必要と判断したとみられる。

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【小沢代表ぶら下がり詳報】「地検であろうが、話し合いはいつでもする」(6日昼)
産経新聞2009.3.6 14:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903061447010-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は6日昼、自身の秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された事件について、現段階ではその責任をとって代表職を辞任する考えのないことを改めて強調した。東京・永田町の民主党本部で記者団の質問に答えた。詳報は以下の通り。

 --秘書逮捕後、次々と事件に関して疑惑の報道がされているが

 「あのー、疑惑が出ているとは私は思っておりません。私自身は、それこそいま、いろいろと報道されてますが、そういうこの間の会見でも申し上げましたが、いわゆる、今の状況ですと、何か私が収賄の被疑者のような報道がされてますけれども、この間も申し上げましたように、私は、そういう事実は全くないということは、今もって変わっておりません。

 それで、個別のことについては私は秘書を信頼して、秘書に任せておりますので、個々の一つひとつの献金のことはわかりません。

 ただ、政治献金であっても何であっても、献金してくれる方、あるいは、一般社会で言えば、慈善事業に寄付してくれる方とか、そういう意味ではありがたく、献金はいただいて、その浄財で政治活動をしておりますし、また、ずっと政治活動続けていく中で、今、問題になってる西松建設うんぬんのだけではなくて、いろんな、会社の方であれ、個人の方であれ、お礼とお願いのごあいさつをするのは当たり前だと思いますんで、そういう意味では、私は何も問題はないんじゃないかと思っております。

 あと、個別のことは、大久保(隆規容疑者、公設第1秘書)が逮捕されて、いませんので、聞くわけにいかないので、その個々の具体的なことについては、私わかりませんので、申し上げるのはちょっと今は無理です」

--政治団体からの献金で、実際は西松からの献金とはわかっていなかったとのことだが、西松あてに請求書が出されていたということだが、食い違いがあるが、どう説明するのか

 「どういう形で具体的な手続きとしてやってたか、それは分かりませんが、多分、政治団体からの寄付なので、政治団体で、事務的に受けたということだと思います。

 それで、その2つですか、の政治団体のお金がどのような形で集められたのか、そういうことは他の人は知る術はありませんし、このお金はどういうお金ですかということは、今言ったように、一般社会でもせっかくの行為に対して、そのようなことは詮索(せんさく)することはありえないと思ってますので、私はそういう意味では、政治団体から、政治団体ということで事務処理をしてきたということは、事務的には問題ないんじゃないかと思っております」

 --大久保容疑者しか、細かいことわからないということだが、大久保容疑者が起訴された場合に代表の責任はどう取るのか

 「起訴された場合っつっても、今、大久保が逮捕されている理由ちゅうのは、要するに報告書に実態は、西松のお金がすべての団体だったちゅうことなんでしょ。団体のお金は、政治団体のお金は、西松の会社のお金だったちゅうことでしょ。

 それは、全くわからないわけですから、ですから、その意味では、政治団体から政治団体というふうに、事務的に処理していたということ自体はですね、もちろん、そういう事実が最初からわかっていれば、それは企業の献金が許されている、政党支部で受ければいいことですし、後になってわかったということであれば、それは、収支報告を訂正するということで、従来からも自民党の、あるいは、総理の方々であっても、修正報告ということで、みんな済まされてきたことだと思うんです。

 ですから、今、私の秘書が逮捕、そういうレベルの問題で、逮捕されたということはね、それは本当にさらに、それ以上の何かがあるということであれば、私、会見でも言ったでしょ。収賄の容疑があるとかいうたぐいのこと、そして、私と大久保も含めて、そういう事実上の行為が、斡旋(あっせん)したとか、口利きしたとか、便宜を図ったとか、そういうことをやったというんなら、それはもう、どんな捜査を受けてもやむを得ないし、当たり前のことだと思います。

 私は、そして大久保もそうだと確信してますが、そういうたぐいのことは事実として一切ないということでございますので、そういう意味において、あたかも何かそのような、犯罪をおかしているかのような前提で論じられるのは、ちょっと私としては心外だと、この間の会見でも申し上げた通りです」

--この間の会見で、小沢代表は検察批判を展開されたが、言い過ぎだという声が出ているが

 「あ、そうですか。そう、言うんじゃ、言葉遣いがまずかったなら、訂正するのはいくらでもしますけど、現実に今、言ったように、私どもは報告書の結果として、認識の違いあったことは、多分そうなんでしょうね、結果を見れば。
 しかし、政治団体から政治団体へという事務的な作業をしただけですから、その種の問題で、即、逮捕とはいまだかつてなかったことで、ですから、それ以上の犯罪があるという前提の立ってのことだと。

 ならば、別ですけれど、私としては、繰り返しますが、そういった行動は一切しておりませんし、大久保もしてないと確信しております」

 --西松建設サイドが、小沢代表に何かを期待していたということについては

 「それは、あの、例えば、私の個人で献金してくださっている方も、何百とおられます。それぞれ献金する方々の気持ちは、それぞれ違う思いを持っていると思います。

 ただ、本当に一般の方々が自分の収入から、献金してくださるのは、これを使って、政治活動をしながら、いい政治をしてください。そして、自分たちの日本が、自分たちの生活が、平和で安定して生活できるような、そういう社会をつくってくださいという、そういう期待をして、献金してくださっているんだと思います。

 ほいで、また、企業の方もそれぞれの思いはあるかと思いますが、私どもとしては、その献金を今、言ったと同じように、お国のために、みんなのために使ってくださいという善意と受け止めて、ありがたくいただいております。
 ですから、内心の思いまでは分かりませんけれども、今、申し上げましたように善意を信じておるということであります」

--民主党内から進退に言及する発言も出ているが

 「現時点においては、今、申し上げましたように、その政治資金の報告書の問題についての認識の違いはありますけれども、その事務的な違いは別として、それ以外の犯罪的な事実や行為は一切しておりませんので、私としては、現段階で、その問題について、自分の進退については考えておりません。いずれ、きちんと結論が出てからのことだと思っております」

 --西松建設との付き合いはいつぐらいからで、どういう関係だったのか

 「西松建設と関連の企業グループのみなさんが、私を応援する後援会をつくってくれました。それで、私は年に1回、みんなが集まったときには出席して、お礼のごあいさつを申し上げたということでございます。

 ですから、私は多分、その席には、そんなあの、社長だの、何だの、トップの人は出席しておらなかったと思います。こんどあれ、何て社長でしたっけ、辞めた元の、いずれにしても、その社長さんともまったく面識はないと思います」

 --東京地検が、秘書逮捕に関連して、小沢代表から事情を聴きたいという意向があるようだが

 「あなた方の質問にもちゃんと答えてんですから、どなたでもお話したいということであれば、地検であろうが、他の方であろうが、可能な限り話し合いはいつでもいたします」

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2009年3月5日木曜日

【西松事件】 大久保氏逮捕後の記事と漆間発言

 小沢氏公設秘書・大久保氏逮捕2日目 3月5日
この日の夕刻の記者懇談会にて漆間副官房長官が、問題の発言【自民に波及せず発言】を口走る。

【民主党解剖】第1部 政権のかたち(3)「小沢ありき」強硬突破
2009.3.5 00:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903050023000-n1.htm

4日午前、民主党本部で開かれた緊急役員会。代表、小沢一郎は公設第1秘書が東京地検特捜部に逮捕されたことを説明し、「こういう時期に迷惑をかけて申し訳ない」と頭を下げた。役員の大半が神妙な表情を浮かべる中、参院国対委員長、簗瀬進が拍手した。

 「こんな席で拍手するなんて違和感を覚えた」

 ある幹部は心の中でこう嘆いた。

 次期衆院選での政権交代に王手をかけていた矢先、「選挙の顔」を見舞ったスキャンダルに党内は動揺している。役員会では代表代行、菅直人も顔をこわばらせた。

 しかし、小沢は役員会後の記者会見で、秘書の不祥事で世間を騒がせたことについて、国民にも党所属議員にも謝罪することはなかった。4日午後の衆院本会議直前に国会内で開かれた代議士会には姿も見せなかった。

 小沢の姿勢には党内から、「捜査当局の手法に怒りがあるんだろうが、心配している同僚や党支持者に対するおわびがないとはいかがなものか」(閣僚経験者)という批判も出ている。

 ■「おれは戦う」
 それでも小沢は事件発覚後、党内で広がるショックもどこ吹く風のように、強気の姿勢を貫いている。

 「おれは戦う。公正にやっている。みんなによろしく伝えてくれ」

 3日夜、東京地検特捜部強制捜査が都内の事務所で行われた後、「現場」にいた小沢を訪れた元秘書の衆院議員、石川知裕に決意を示した。

 強制捜査入り前にも小沢は、国会にほど近いホテルで同期の党最高顧問、渡部恒三と約2時間、囲碁を打っていた。

 強制捜査が行われる報道が流れた後のことだ。囲碁の相手をした盟友は対局後、「小沢の打ち筋は普段通りだった。おれならちょっと弱くなっていたかもしれない」と周囲に漏らした。

 国民新党代表代行の亀井静香が同夜、「国策捜査だ」と電話でぶつけてきた怒りにも、「おれもそう思う」と応じた。

「辞任は考えていない。不公正な検察権力の行使だ。秘書の嫌疑は晴れる。起訴などはない」

 ■沈静化に躍起
 記者会見でも、小沢の姿勢は揺るがなかった。小沢の「自信」はなぜか。

 東京地検特捜部の捜査に道理がないとの怒りに加え、自らの陣頭指揮で政権の座を手元にぐっと引き寄せた自負がある。「次期衆院選で政治生命をかける」と明言してきた小沢にとって、麻生政権を打倒し自民党解体に道筋をつける「最後の大仕事」を投げ出すわけにはいかなかった。

 副代表、石井一も平成21年度予算案が5日から参院審議に入ることを踏まえ「こうなったら全面対決だ」と息巻いた。3日の段階から小沢周辺や党執行部は「小沢続投ありき」の立場を早々と固め、「小沢降ろし」の動きを封じた。

 小沢に距離を置く副代表、前原誠司や元政調会長、枝野幸男らの若手・中堅グループは3日夜、都内のホテルで対応を協議しようとしたが、急遽(きゅうきょ)中止した。

 ■閉ざされる口
 将来の「ポスト小沢」への意欲を隠さない菅は同夜、自ら主宰するグループの所属議員に「余計な動きをするな」と指示した。

 待望論が強い副代表、岡田克也は、自身の8~13日の東南アジア行きを見送るよう、複数の若手・中堅議員から要請されたが、首を縦に振らなかった。「ポスト小沢」をめぐる党内の動きから距離を置こうとしたのだ。

 3日夜に「小沢はもう終わり。岡田体制で総選挙だ」と息巻いていた若手・中堅議員たちも4日には口を閉ざした。

 「自分たちが代表を引きずり降ろしたといわれたくない。小沢の周囲が鈴をつけるべきだろう」。小沢と一線を画す中堅の言葉には無力感がにじむ。

小沢擁護派には「小沢が政権交代の指揮を執るしかない」という空気が強い。一昨年夏の参院選で勝利をもたらした小沢は、小沢流の選挙戦略で政権交代への足場を固めてきた。小沢が全国行脚して候補者にハッパをかけ、地道な日常活動で人間関係を構築するよう説いて回った。

 一方で、政界有数の集金力を誇る小沢は、過去にも政治資金の処理をめぐり問題が発覚している。

 逮捕された公設秘書が会計責任者を務めていた「陸山会」をめぐっては政党助成金を含む政治資金で、都内の一等地などに計10億円相当の土地・マンションなどの不動産を購入し、登記簿上の名義はすべて小沢となっていた事務所費問題が露見している。

 「小沢は自民党元副総裁の金丸信を擁護したときも、ああいう対応だった。記者会見のやり方は間違いで、特捜部を燃え上がらせた」。幹部の一人はこう指摘する。

 ■執行猶予付き
 幹事長、鳩山由紀夫は4日夜、都内の党所属議員の会合で「この難局を乗り越えてこそ、真の強い民主党に脱皮できる」と述べ、政権交代に向けた党内の結束を訴えた。しかし、現実には執行部も含めて党内の大勢は当面、捜査の推移を見守るという姿勢だ。

 「地検は本気だ。もうひと山ある」。中堅議員は小沢辞任の「Xデー」に向けて「待ち」を決め込む。党内の小沢続投容認はいわば“執行猶予付き”の判断にすぎないのだ。

 民主党のあるベテラン議員は、「結果的に『壊し屋』の小沢に民主党もつぶされることにならなければいいが…。いまは小沢の説明を信じるしかない」とため息をついた。

 元民主党衆院議員の埼玉県知事、上田清司は4日、同党が失策により政権交代を頓挫させてきた歴史を例に引き、こう語った。

 「ホップ、ステップ、肉離れになっては何もならない」(敬称略

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【小沢氏秘書逮捕】「献金の早期返却望ましい」鳩山氏
産経新聞2009.3.5 00:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903050043001-n1.htm

民主党の鳩山由紀夫幹事長は4日夜のTBS番組で、西松建設の違法献金事件に関し、小沢一郎代表は西松側に献金を速やかに返却した方が望ましいとの認識を示した。

 小沢氏はこの日の記者会見で「献金が違法ということが明らかになったときに返却するつもりだ」と述べたが、鳩山氏は「早く返した方がいい。小沢代表は(西松側の違法な資金提供の仕組みを)知らなかったと思うが、知った以上、返すべきだ」と強調した。

 小沢氏の下で次期総選挙を戦えるのかとの質問には「バラバラと言われていた党が小沢代表の下、初めてと言っていいくらい求心力を高めてきた」と指摘。「選挙に有利とか不利とかではない。ここまできたら小沢代表の下で戦う」と述べた

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【小沢氏秘書逮捕】秘書、ダム工事で口利きの疑い 西松など受注
2009.3.5 01:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090305/crm0903050130003-n1.htm

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、逮捕された会計責任者で公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)が、西松のダム工事の受注で口利きした疑いのあることが4日、捜査関係者の話で分かった。西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)らが「大久保秘書にダム工事が受注できるようお願いした」と東京地検特捜部に供述したという。特捜部では小沢氏から参考人聴取する方針。

 捜査関係者によると、問題の工事は、国土交通省東北地方整備局が平成18年3月に発注した岩手県の胆沢(いさわ)ダムの関連施設工事。

 西松などの共同企業体(JV)が約95億円で受注した。入札で予定価格を下回る金額で応札したのは、西松などのJVだけだった。

 国沢容疑者らは特捜部の調べに、「西松は東北で仕事が取れず、小沢事務所に頼って献金した」とも供述、多額の献金を続けたことで「工事が取れた」と説明しているという。

ゼネコン関係者によると、大久保容疑者は小沢氏の地元・岩手に居を構え、東北での公共工事に影響力がある小沢事務所で、小沢氏の代理として工事を調整していたとされる。

 政治資金収支報告書によると、西松側は、ダム工事が公告された17年9月の直後、6回にわけて計1300万円を陸山会など小沢氏側の3つの政治団体に献金。

 工事が始まった18年10~11月には5回に分け、計500万円を献金した。

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【産経抄】3月5日
産経新聞2009.3.5 02:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903050247002-n1.htm

「谷中鶯(うぐいす) 初音の血に染む紅梅花 堂々男子は死んでもよい」。明治31(1898)年3月、酒に酔った岡倉天心が、即興で歌い始めた。日本美術界の先覚者だった天心は、東京美術学校の開校にかかわり、27歳の若さで校長となる。

 ▼将来は文部大臣をめざしていたが、官僚主義に嫌気がさし、学校を飛び出した。教え子の横山大観らとともに、谷中初音町に創設したのが日本美術院だ。それを祝う宴(うたげ)の席で、高揚する気分を抑えられなかったのだろう。

 ▼若いころから、首相候補といわれてきた小沢一郎氏も、自民党を飛び出した経験を持つ。その後は同志を募って新党を作っては、つぶしてきた。同じ思いにとらわれたときもあったかもしれない。今は民主党代表の座にある小沢氏が、自民党に決戦を挑む総選挙を目前にして、かつてない逆風に見舞われている。

 ▼きのう行われた記者会見で小沢氏は、「何らやましいことはない」と、西松建設から違法な献金を受けてきたとの疑惑をきっぱり否定した。返す刀で、自らの公設秘書を逮捕した東京地検特捜部に対して、「不公正な検察権力の行使」と激しい言葉で非難した。

 ▼本人は「説明責任」を果たしたつもりだろうが、献金の原資がどう作られたのか知るすべはない、との説明には首をかしげる。小沢氏にとってはした金かもしれないが、1万2000円の定額給付金の使い道に心乱れる小欄にとっては、目もくらむような大金だ。

 ▼天心の歌はこう続く。「奇骨侠骨(きょうこつ) 開落栄枯は何のその 堂々男子は死んでもよい」。捜査の進展によっては、民主党の浮沈にかかわるというのに、党内では目立った動きがみられない。小沢氏に殉ずる覚悟があるのなら、それはそれで立派なことだが。

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「民主主義の危機」ではない 小沢氏秘書逮捕に思う 論説委員・皿木喜久
産経新聞2009.3.5 02:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090305/plc0903050250001-n1.htm

話は33年近くも前の昭和51年7月27日早朝にさかのぼる。

 大阪本社社会部の宿直室で電話番をしていて「田中角栄が検察に引っ張られたぞ」という東京からの電話でたたき起こされた。

 ロッキード事件で田中元首相が東京地検に逮捕された朝である。事件に強いはずのデスクが狼狽(ろうばい)して「(逮捕)令状はあるのか」と叫んでいたのを思い出す。

 混乱はそれだけで収まらなかった。まず号外を発行することになったが、原稿がどこにもない。

 事件は5カ月以上前、米上院で明らかになっていた。ロッキード社から多額の工作資金が日本の政府高官らに流れたという。何人かの名前が取りざたされていたが、田中元首相を予想したマスコミ関係者は誰もいなかった。

 金権問題で首相の座を降りたとはいえ、「鉄の結束」を誇る田中派を率い、絶大な権力を握っていると言われた。そんな権力者に検察が「お縄」をかけるなど、誰にも想像できなかったのである。

おかげで号外の原稿はロッキード事件のロの字も知らない私に回ってきた。記者生活でも最も鮮烈な思い出だ。
 かつてその田中元首相の秘蔵っ子と言われた小沢一郎民主党代表の第1秘書が逮捕された事件の衝撃もあの時に劣らなかった。

 小沢氏の場合、逮捕されたのは秘書である。容疑も元首相のような受託収賄ではなく、より形式的な政治資金規正法違反だ。だが小沢氏が握っている「権力」の大きさだけは、当時の元首相にも匹敵するように思えるからだ。

 参院第一党の民主党を率いる。しかも、日米安保に関し「在日米軍は第7艦隊だけで十分」といった「暴論」をはいても、党内の誰も異議をはさめない。派閥と野党との違いはあれ、元首相を髣髴(ほうふつ)させる君臨ぶりである。

 そんな力で政府与党を揺さぶり首相の座も指呼(しこ)の間かと思われていた。その権力が、秘書の逮捕で大きく揺らいだ。衝撃の大きさのゆえんだ。

 小沢氏自身も十分にそのことを感じているようだ。4日の記者会見では、捜査を「不公正な国家権力、検察権力の行使」と、批判した。「民主主義を危うくする」とまで言い切った。

事件は自民党政権が小沢政権を阻止するために仕組んだ「国策捜査」だと言わんばかりだった。民主党や小沢氏を支持する一部の識者もこれに同調している。

 だが小沢氏は、何の権力も持たず薄給で暮らす一市民ではない。くり返すが民主党という一大政治勢力を率いる権力者である。しかも一企業の関係団体から約2億円もの政治献金を受け、自らの政治団体は一時、総額10億円もの不動産を購入していた。

 その点を別の権力である検察当局がチェックすることが「民主主義を危うくする」とは思えない。むしろ、「三権」による民主主義が機能しているのである。

 やはり絶大な政治権力を持ち、5億円のわいろを受け取ったとして起訴された師の田中元首相は、裁判では検察側と対立し、無罪を主張した。だが一方で、取り調べの検察官の労をねぎらう。そんな逸話がいくつも残っている。

 善意に解釈すれば、そうした民主主義のチェック機能を理解していたのかもしれない。今、小沢氏がやるべきは、自らの政治姿勢を謙虚に反省することだろう。(さらき よしひさ)

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【主張】小沢代表会見 民主党に自浄努力求める
2009.3.5 02:49
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090305/crm0903050249005-n1.htm

準大手ゼネコン「西松建設」からの献金疑惑で、公設第1秘書が逮捕された民主党の小沢一郎代表が記者会見し、献金の正当性を強調して、代表を辞任しない意向を表明した。会見は、「不公正な国家権力の行使」と検察捜査への批判に重点が置かれ、西松建設との関係など肝心の点は説明が不十分だった。

 自らに降りかかった疑惑を晴らすには至っていない。

 政治資金収支報告書によると、平成18年までの12年間に、西松建設側から2つの政治団体を通じて与野党の国会議員側に、約4億8000万円が渡っている。いずれも政治献金やパーティー券購入などで、このうち2億円近くが小沢氏側へのものだった。

 小沢氏の会見は、こうした巨額の資金がなぜ継続的に提供されたのか、という素朴な疑問に答えるものではなかった。2億円近くの資金の提供者が、どこのだれだか知らないといったような説明は、国民の一般常識では理解できないだろう。

 事件の容疑は、西松建設側が新政治問題研究会など2つのダミーの政治団体を通じ、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」に資金提供していたというものだ。逮捕された大久保隆規容疑者は陸山会の会計責任者で、焦点は、小沢氏側が資金の提供元を西松建設と認識していたかどうかにある。

 4日には、岩手県奥州市の政党支部や小沢氏の事務所など関係先が地検の家宅捜索を受けた。西松建設と陸山会との関係についてさらなる解明を求めたい。

 小沢氏は会見で「西松建設そのものからの企業献金との認識に立っていれば、(企業献金を受けられる)政党支部で受領すれば何の問題も起きなかった」とした。それなら、新政治問題研究会などの団体を、どういう性格のものと考えていたのか説明をすべきだ。

 「どこから持ってきたカネだとか詮索(せんさく)しないのが大多数だ」「献金してくださる皆さんの善意を信じるのが一般常識だ」と、小沢氏は主張する。これでは、疑惑がさらに強まらざるを得ない。

 小沢氏は「この種の問題で逮捕というのは民主主義を危うくする」とし、党執行部も「政治的意図を疑う」と同調している。政府側は「国民に説明する言葉か」(河村建夫官房長官)と反論した。民主党には自ら疑惑を解明するなどの自浄努力を求めたい。

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参院予算案審議 首相早期解散に難色 民主は小沢代表の潔白を主張
産経新聞2009.3.5 10:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903051046003-n1.htm

平成21年度予算案は5日午前、参院予算委員会で実質的な審議が始まった。麻生太郎首相は、衆院解散・総選挙の時期について「今は国民にとって景気対策や雇用対策が一番大事だ」と述べ、早期解散に難色を示した。首相はその上で、「しかるべき時期に野党との違いをはっきりさせた上で信を問うべきだ」と語り、政府・与党が追加的な経済対策を示した後に決断する考えを強調した。

 一方、民主党の小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反で逮捕された事件を受け、基本的質疑の冒頭で質疑に立った民主党の平田健二参院幹事長は「小沢代表も昨日の記者会見で国民への説明責任を果たした。秘書の潔白や無実は証明されると思う」と主張。「小沢代表を先頭に揺るぎなく政策を訴え、政権交代に向け不退転の決意で邁進(まいしん)したい」と述べ、結束をアピールした。

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二階派、838万円返還へ 西松関係のパー券代
産経新聞2009.3.5 13:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903051331005-n1.htm

 自民党二階派は5日の総会で、西松建設OBが設立した2つの政治団体が平成16-18年にかけて購入した同派のパーティー券代金838万円分について、返還することを決めた。

 同派の泉信也事務総長は記者団に「政治団体と西松建設の関係は知らなかった。政治資金規正法に基づき正規に届け出ているが、道義的な観点から速やかに返還したい」と説明した。ただ、政治団体はすでに解散しているため、具体的な返還方法は今後検討するという。

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【小沢氏秘書逮捕】石原都知事「検察は公判維持できないものはやらない」
産経新聞2009.3.5 14:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903051455006-n1.htm

 東京都の石原慎太郎知事は5日、報道陣の取材に応じ、民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書が逮捕された事件について、「(小沢代表が)検察の国策捜査、検察ファッショみたいな言い方をしているが、検察だってプライドがある。公判維持できないものをやるわけがない」と述べ、違法献金受け取りを全面否定する小沢氏を批判した。

 石原知事は「これからいろんなものが出てくるから今の段階で何が、誰がどうこういう段階ではない」としたうえで、「検察はよほどの自信があったのだろう。なければやらない」との見方を示した。

 さらに、「経世会(旧竹下派)の金脈というのは、要するに『金丸-小沢時代』からずっと続いている。やっぱり、1企業が10年間にわたってべらぼうな献金をする関係はめったに他にない」と指摘。

 「検察がどういう形で(真実を)洗い出すか。見物でしょう。私は経世会が象徴する金権と戦ってきたんだから」と話した。

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自民で次々に「西松献金返還」 でも、団体解散で方法は…
産経新聞2009.3.5 17:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903051736007-n1.htm

 二階俊博経済産業相が会長を務める自民党二階派は5日の総会で、西松建設OBが会長を務めていた「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」の2つの政治団体から、平成16~18年の間に受け取った同派のパーティー券代838万円を返還することを決めた.

 同派事務総長の泉信也元国家公安委員長は記者団に「政治団体と西松建設の関係は知らなかった。政治資金規正法に基づき正規に届け出ているが、道義的な観点から速やかに返還したい」と説明した。

 ただ、政治団体はすでに解散しているため、具体的な返還方法は今後検討するという。
 河村建夫官房長官は5日の記者会見で、自民党二階派がパーティー券の返却を決めたことを「適切な判断だと思う」と語った。

 また、2つの政治団体から200万円の献金を受けていた山口俊一首相補佐官と200万円のパーティー券代を受け取っていた加納時男国土交通副大臣がそれぞれ返還する意思を伝えてきたことを明らかにした。

 この点について、河村長官は「理由は道義的な観点だ。国民の目から見て疑念が残ってはいけないという意図だった」と説明した。

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森元首相も300万円返還 西松献金
産経新聞2009.3.5 20:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903052009011-n1.htm

西松建設の巨額献金による政治資金規正法違反事件で、自民党の森喜朗元首相は5日、弁護士を通じて、同社関連の政治団体から受けていた300万円の献金を返還する考えを示した。

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2009年3月4日水曜日

【西松事件】 大久保氏逮捕翌日(3月4日)

 小沢氏の公設秘書である大久保氏が逮捕をされた翌日、3月4日の産経新聞の記事である。


【産経抄】3月4日
産経新聞2009.3.4 02:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903040250001-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の公設秘書が東京地検に逮捕されたとの一報が入ってきた。民主党は「でっち上げの国策捜査だ」「陰謀だ」とハチの巣をつついたような大騒ぎだが、火のないところに煙は立つまい。

 ▼小沢氏の資金管理団体である「陸山会」は、普通の政治団体には不必要と思えるマンションを保有するなど、とかくの噂(うわさ)があった。この際、徹底的に膿(うみ)を出し切った方が、小沢氏にとっても古い政治からの脱却を掲げる民主党にとっても良いことではないか。

 ▼小紙では、連載「民主党解剖」で、小沢氏が拉致問題に関し、「カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろう」と発言していたことをすっぱ抜いた。記者会見嫌いな小沢氏には辛(つら)いだろうが、両方ともしっかりと説明していただきたい。それにしても政界の天気も一寸先は闇だ。

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【主張】西松献金逮捕 小沢氏の責任は明白だ
産経新聞2009.3.4 03:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903040253002-n1.htm

準大手ゼネコン「西松建設」の裏金事件は、小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書らが政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されるという衝撃的な事件に発展した。小沢氏自身の政治責任はきわめて重いと言わざるを得ない。自ら出処進退を明らかにすべきだろう。政権交代を目指す政党の責任者として、政治とカネの問題で国民の信頼を失いつつあることを重く受けとめるべきだ。

 逮捕された大久保隆規容疑者は、西松建設側から不正な政治献金を受けたとされる政治資金管理団体「陸山会」の会計責任者を務めている。また公設第1秘書は側近中の側近でもある。

 小沢氏はこうした事態とどう向き合うのか。

 小沢氏はこれまで、西松建設側からの資金提供について「企業献金ではなく、政治団体からと思って受け取ったのだと思う。何ら違法性はない」と説明していた。東京地検の強制捜査前には、小沢氏は民主党本部での幹部会で「すべてきちんと処理している。まったく心配はない」と語り、政治資金に関する法令上の問題はないとの認識を示した。

 民主党執行部もその説明を了承したというが、不明な点ばかりではないか。政治とカネをめぐる事件が党首周辺で起きた事態を深刻に受け止めているのか。

小沢氏自身も含め、民主党は今回の事件について国民に説明する責務がある。

政権を担当できるのか

 とくに小沢氏は最近、北朝鮮による拉致事件に対し、金銭的な解決しかないとの趣旨の発言を行ったとされる。政治家の資質を疑いたくなる発言といえる。

 西松建設の裏金問題は同社前社長の国沢幹雄被告(外為法違反で起訴)が中心となって、海外にプールした約10億円の裏金を税関に無届けで日本に持ち込んだことから発覚した。

 東京地検特捜部は西松建設が与野党の政治家の政治資金管理団体に献金していた疑いが強いとみて、捜査を続け、小沢氏の政治資金管理団体に2100万円の不正献金があったことをつかんだ。

 西松建設の手口は巧妙だ。同建設のOBが代表を務める政治団体が、政治家の資金管理団体に献金するというやり方をとっていた。政治資金規正法は、企業献金先を政党と政党の資金を管理する政治資金団体に限っており、他人名義や匿名での寄付も禁じている。

 不正な政治献金の舞台とされた「陸山会」は一時期、東京都内などに計13件、総額10億円を超す不動産を購入していた。政治資金規正法に触れないものの、不適切ではないかと問題視されていた。

自民党などは政治団体の不動産所有は政治資金による資産形成にあたると指摘していた。こうした問題も徹底解明を期待したい。

 今秋までには衆院選を通じて自民、民主両党による天下分け目の戦いが行われる。麻生内閣の支持率の低迷などから、自民党の苦戦が予想され、有権者の間にも選挙後には民主党を中心とした政権が誕生する可能性が高いとの認識が広がっている。

国民の政治不信に拍車

 それだけに民主党トップの秘書が逮捕されるという事件は、民主党支持層に限らず多くの国民は信じられない思いを抱いたに違いない。ねじれ国会を背景として続いてきた国政の停滞に加え、今回の事件で新たな政治不信を招きかねない。

 参院財政金融委員会は3日、定額給付金などの財源根拠となる関連法案を否決した。

 4日には参院本会議で否決、衆院再議決により成立する運びだ。それに続き、来年度予算案や関連法案などの参院審議が控えている。

 麻生太郎首相にとってもここは踏ん張り時である。民主党の混乱に乗じて解散・総選挙を求める声が自民党内から出るだろう。だが、首相が全力を挙げるべき課題は内政外交の懸案を一つでも二つでも解決することだ。

 株価下落などを受け、追加経済対策策定や補正予算の編成作業などの景気対策も待ったなしだ。

 さらにアフリカ・ソマリア沖の海賊対策のため、海上警備行動として海自艦船を派遣するほか、海賊行為対処法案(海賊新法)の早期成立を図るべきだ。北朝鮮のミサイル発射問題もある。

 首相は指導力を発揮する絶好の好機ととらえるべきだ。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏出席で民主党緊急役員会始まる 公設第一秘書逮捕の対応を協議
産経新聞2009.3.4 09:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903040932003-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを受け、対応を協議する同党の緊急役員会が4日午前、党本部で始まった。小沢代表も出席した。 

 4日午前8時47分、小沢氏は党役員会出席のため、東京・永田町の民主党本部に到着した。十数台のテレビカメラ、約80人の報道陣が「対応は決まりましたか?」「辞任はあるのか?」などと質問を浴びせたが、小沢氏はコートにマスク姿で無言のまま本部内に姿を消した。

 役員会には、小沢氏のほか、菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長ら同党幹部が厳しい表情で出席。冒頭だけ写真撮影が許可されたが、その後は報道陣をシャットアウトして開催された。

 この後、小沢氏は記者会見し、事実関係や役員会の結論について説明する予定。次期衆院選を控えて党内に動揺が広がる中、自らの進退問題に関してどう言及するかが焦点だ。

小沢氏は、秘書の逮捕容疑となった西松建設OBが代表を務めていた政治団体からの献金に関し「適切に処理している」と違法性を一貫して否定。同氏や鳩山由紀夫幹事長らによる3日の幹部会では、党として献金の正当性を訴えていくことを確認した。

 事件が野党第一党党首の秘書逮捕という異例の展開となったことに対し、民主党内では「国策捜査」と政府・与党に反発する声が上がっている。執行部には、小沢氏の進退問題に発展する事態は避けたいとする空気が強い。
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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏が会見で検察の捜査を批判】
産経新聞2009.3.4 10:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041003005-n1.htm

民主党は4日午前、小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを受け、党本部で役員会を開き、小沢氏の進退問題に発展させない方針を確認した。小沢氏は役員会後の記者会見で、引き続き代表職にとどまる考えを表明するとともに、東京地検特捜部が次期衆院選を控えた時期に、強制捜査を行ったことを批判した。ただ、同党は今国会で、政府・与党に攻勢をかけ、麻生太郎首相を追い込んでいただけに、国会運営などへの影響を懸念する声もある。

 小沢氏は記者会見で、自身の進退に関し「何らやましいことはなく、それによってどうこうとは考えていない」と述べ、辞任の必要はないとの認識を示した。強制捜査については「衆院選が取りざたされているこの時点で異例の捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」と批判した。

 その後、国会内で開かれた参院議員総会では、輿石東議員会長が「(小沢氏は)間違えたことをしていないのだから、責任をとる必要はない。微動だにせず本会議に臨みたい」と述べた。出席者からは、「こういう時期こそ一致団結して小沢代表を支えるべきだ」との意見が出た。

参院幹部も、小沢氏の秘書逮捕を「国策捜査だ」と改めて批判するとともに、今後、平成21年度予算案の参院審議に入ることを踏まえ「こうなったら全面対決だ」と息巻いた。

 小沢氏からは反省の弁はなく、役員会において「秘書のことで国民、民主党員、党所属国会議員に迷惑をかけ、おわびしたい」と陳謝するにとどまっている。

 同党の反小沢勢力は、今秋までに実施される次期衆院選を前に、小沢氏の党運営などに対する批判を封印している。このため、捜査の進展状況次第で、代表交代を唱える可能性があり、同党の混乱はしばらく続きそうだ。
 公設秘書の献金問題は、平成16~18年分の政治資金収支報告書に記載された準大手ゼネコン西松建設側の政治団体からのもので、小沢氏は「(企業献金ではなく)政治団体からだと思って受け取ったのだと思う。違法性はない」と主張している。

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【小沢代表会見詳報(1)】「(捜査は)不公正な国家権力、検察権力の行使」
産経新聞2009.3.4 10:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041028006-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は4日午前、自らの公設第一秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを受けて、東京・永田町の同党本部で記者会見した。会見の詳細は以下の通り。

 「今回の問題について私から報告と説明をいたします。

 まずこのたび私の秘書である大久保の逮捕を含めて、西松建設からの政治献金にかかわる関連のことで強制捜査が行われたわけですが、いわゆる強制捜査の根拠を聞きますと、その政治団体からの献金か、あるいは企業からの献金か、その認識の違いを根拠にし、企業からの献金を認識した上で虚偽の記載をしたと。こういう検察の言い分のようであります。

 このような、この種の問題で今まで逮捕、強制捜査というようなやり方をした例はまったくなかったと思います。

 まさに検察の強制捜査の、今回は、普通の従来からのやり方を超えた、異常な手法であったと思っております。

 それから、衆院の総選挙が取りざたされている時期において、このような今までやられたことのなかったような異例の捜査が行われたことに関して、私は非常に政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だというふうな感じを持っております」

「事実関係について申し上げますが、私ども政治家はみんな国民のみなさんから法人であれ、個人であれ、献金をいただいて、その浄財でもって政治活動をやってきているわけです。

 私はそのみなさんからの浄財を収入、献金の入りも出も、支出も含めてすべて公開をいたしてきております。したがって、この2つの政治団体から献金を、寄付を受けたということについてはこれも政治資金規正法にのっとって適法に処理し、報告をし、公開されているところだ。したがって、献金を受けたということはその通り事実でございます。
 私は秘書からの報告についてもこの政治団体が寄付をしてくれるということでございましたから、政治資金管理団体で受領することにしたということで、私はもっとも当たり前の当然のことだろうと解釈をいたしております。

 もしこれが西松建設そのものからの企業献金だという認識に立っているとすれば、政党支部は企業献金を受けることが許されておりますので、そういう企業献金という認識に立っていたとすれば、政党支部でそれを受領すればなんの問題も起きなかったわけでして、私どもの資金管理団体の担当者はそれは政治団体からの寄付という認識のもとであったから、政治資金管理団体で受領したということであったと報告を受けているし、また、私は、それは至極当たり前のことだろうと思っております」

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【小沢代表会見詳報(2)】「規正法にのっとってオープンになっている問題」
産経新聞2009.3.4 10:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041029007-n1.htm

「献金していただくみなさんにそのお金の趣旨や、いろいろな意味において、そういうことをお聞きするということは、それは、好意に対して失礼なことでもございますし、通常、これは政治献金の場合だけじゃなくして、私はそのような詮索(せんさく)をすることはないんだろうと思っております。

 そういう意味で私どもとしてはまったく政治資金規正法に、その通り、忠実にそれにのっとって報告をしてオープンになっている問題でありまして、このような逮捕を含めた強制捜査を受けるいわれはないというふうに考えております」

 「このような、いわゆる検察権力、国家権力がこういう形で強制捜査を行うと。この種の問題でこういう形で行うということは、普通の民主主義社会ではあり得ないことだと思います。

 したがって、日本の場合でもこのようなことは前例がなかった。今回のことで一番心配しているのは、このように強制力を持つ公権力が思うままにその権力を行使するというようなことが今後もまた行われるということになれば、本当に国民の人権を守ることはできないし、社会は暗澹(あんたん)たるものに陥ってしまうだろうと、そのように思っていて、日本の民主主義の成熟のということを考える上においても、先に申し上げたように、今度のこの種の問題で逮捕、強制捜査というやり方は大変民主主義を危うくするものであり、公正さを著しく欠くものであると考えている次第です。何ら政治資金規正法に違反する点はありません」

 「そして、さらに付け加えて言えば、その献金が何らかの形で私や私の秘書が相手方に対して便宜を供与したとか、何らかの利益を与える行為を伴っていたということがあるとするならば、それは、私はあまんじて捜査を受けます。

 しかし、私も秘書もまったくそういう事実はありません。したがって、今申し上げましたように、今回の強制捜査についてはその公正さについて、納得がいかない。疑いを抱かざるを得ないというのが私の現時点での認識でございます」

 「事実関係はもうみなさんもご存じの通り、ごくごく単純、簡単なものですから、おわかりのことと思います。

 これ以上の事実関係の説明はありませんし、不要だと思います。

 私がこの件についてみなさまにご報告とご説明を申し上げるのは、以上でございます」

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【小沢代表会見詳報(3)】「何らやましいことはない」
産経新聞2009.3.4 11:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041110009-n1.htm

--党内外から代表辞任を求める声が上がっているが、進退についてどう考えるか

 「今申し上げましたように、私自身として、何らやましいこともありませんし、また私の秘書の行った行為は、政治資金規正法にのっとって適法にきちんと処理し、届け出た。

 そして公にされていることでありますので、私としては、それによってどうこうということを考えてはおりません」

 --献金を受けたときは西松建設が出所というのは知っていたか。そのことを知っていたけども政治団体を経由していたから問題ないと判断したのか

 「私が直接やったわけではありませんけれども、すべての献金について秘書ないし、担当者がやっておりますが、今回の大久保の話によれば、今さっきから説明している通り、政治団体からの献金であるという認識であったから、政治資金管理団体でそれを受領したということに尽きると思います」

 --公設第1秘書が逮捕された事態は政権交代を目指す民主党にとって大きな衝撃だ。次期衆院選への影響、特に政治と金にまつわる事件が起きると政治不信が高まると思うが、選挙に向けてどのような訴えをするのか

 「私は、先ほどから繰り返して申し上げておりますように、政治献金については収入、支出、入りも出もすべて公開をいたしております。今回の問題になっている献金についても全部報告して、きちんと処理を適法にいたしています。

 したがって、大久保が今、逮捕されておりますけれども、遠からずその嫌疑は晴れるものと信じておりますので、私はそのことによって、少なくとも私自身と民主党に対するそういった国民みなさんの疑念は晴らすことができると思っております」

 --小沢代表の秘書だけではなく多くの議員が2つの政治団体から献金を受けているが、なぜ検察のターゲットが小沢氏の秘書になったと考えるか

 「全く分かりません。先ほど申し上げたように、私は今、民主党、野党第一党の党首、代表をしています。そして、政治献金に関しては、何度も言うように、すべて法にのっとって報告しオープンにいたしております。

 多分収支を全部オープンにしているのは私だけではないかと思っておりますが、それがどうのという意味じゃありませんが、私はそういうふうに明朗にきちんといたしております。

 それにもかかわらず、このような、一方的ないわゆるこじつけたような理由でもって、検察権力の発動ということは非常に公正を欠く、政治的にも法律的にも公正を欠く行為ではないかと感じております」
 --代表から謝罪の言葉がないが、秘書が逮捕され世間に動揺を与えたことへの謝罪もないということでよいか
 「私は何度も何度も申し上げておりますように、何らやましい点もありませんし、また政治資金規正法にのっとって正確に処理し報告し、そして収支も全部オープンにしています。従って、今回、秘書が逮捕される、強制捜査を受けるということについては全く合点がいかない、理解できないところでございます。

 従いまして、必ず近いうちにその嫌疑が晴れ、私どもの正当性が証明されるものと思っておりますので、そういう意味において、今、おわびするというその意味においては、理由は私は見あたらないと思っております」

 --「近いうちに嫌疑が晴れるだろう」ということで謝罪はないが、起訴された場合でもその考えは変わらないという認識でいいか

 「私は起訴などということはないというふうに信じております。そして起訴に値するような法律違反、違法なことはやっていない。そういうふうに思って、そう認識しております」

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【小沢代表会見詳報(4)】「どっかから持ってきたカネだとか、詮索しない」
2009.3.4 11:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041118010-n1.htm

--ゼネコンから多額の献金が入っていたことが分かった。自民党と同質ではないかという指摘については

 「あなたはそのゼネコンだけの話をいたしますが、私は、たいへん大勢の個人のみなさんからも献金をいただいていますし、ゼネコンだけじゃなくその他の企業についても身に余るほど献金をいただいております。

 心から皆さんに感謝しております。従いまして私の旧来から政治資金に関して、そのほかの日本社会全体の関しての私の考えですけれども、献金を企業はいけないとか、だれはいけないとかそういう意味で制約するやり方ではなくて、献金はどこから受けたって構わないけれども、それはどこからいただき何に使ったかすべて公開しろと」

 「それを国民がみて、ああこういうところからもらってんのか、こういうふうにつかってんのかということが判断できるような仕組みに。いわゆるディスクロージャー。一般の企業でも何でも同じですが、行政でもそうです。なかなか真実をオープンにしない。そういう、私は公にしない社会の体質がいけないという風に思っております。

 従いまして、従来からの私の主張はあくまでも明朗、公開、オープン、何事も。そして、それが妥当かどうかは、国民が、主権者が審判を下すというのがわたくしは民主主義の在り方だと思っておりますので、その、今の自民党と同じ体質だというようなたぐいの意見は全く心外であります」

「私はずっと以前から全部公開しろといってきました。自民党はひたすらいやがってきたわけであります。それは年金や医療の、社会保険庁の行政を見てもそうじゃないですか。全部隠してきたじゃないですか。これがオープンになっていればもっともっと早く改善できただろうと思っております。

 行政各省庁、全部そうです。ですから、わたくしはディスクロージャー、日本をよりオープンな社会にして、国民が判断する資料を、材料を国民のまえに提供するという社会にすべきだというのがわたくしの持論だ」

 --政治団体の献金や金額をチェックする機能はあるのか

 「チェックつうのはどういう意味ですか」

 --政治団体が献金を受けてますよね

 「はい、はい」

 --大きな金額の背景を小沢代表事務所では調べないのか

 「一般的にいって、私はわたくしの事務所だけでなくして、献金くれるという方について、このおカネは、どういうところから出るのかということは普通の一般常識として、個人間でもみんな同じだと思いますが、どっから持ってきたカネだとか、そういうたぐいの詮索(せんさく)はしないのがわたくしは大多数だと思っております。

 従ってその意味で、献金してくださる皆さんの善意を信じてやっているというのが現状だと思います。個人で言えば全くもう、知らない人からもたくさん献金をいただいております。その意味で、先般も申し上げましたように、お金そのものが、違法であるということが、明らかに違法だと分かったときはそれは返却することにして、それでけじめを付けているつもりであります」

--個人献金ではなく企業献金だという疑惑がある。政治改革を進めてきた政治家として脱法行為なのではないかという疑惑をどう思うのか

 「ですから、私どもの政治資金の処理の仕方としてはその政治団体の原資がどういう形でどういうところから入ってくるのか、それは知るすべもありません。

 そういう意味で、政治団体という、(政治団体)からの寄付ということだったので、政治団体で受領したということであります。そして、もし、あなたおっしゃったように、西松建設の中でそのような脱法といいますか、違法な形で作られたおカネだとはっきりした時点で、さっき申し上げましたように、それは返却するつもりであります」

 --なぜ釈明が今日になったのか

 「別に意図的に遅らしたわけでも何でもありません。全く予期しなかったことでありますから。あ~、大久保がどうなってんのか、それすら分かりませんし、そういうことを問い合わせたりなんかしている間に時間が経過したということだけでございます。

 ですからきょうは役員会でお話しし、そのすぐ後で皆さんにご報告、説明しているということであります」

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【小沢代表会見詳報(5)完】「必ず近いうちに嫌疑は晴れる」
産経新聞2009.3.4 11:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041148013-n1.htm

--秘書は政治団体からの献金だったという認識だったというと、便宜供与はなかったという話だが、捜査の過程でこれが覆った場合、代表としてどのような対応をとるか

 「私は覆ることはないと。さっきから言っている通り。必ず近いうちに嫌疑は晴れると。正当に適法に対応してきたということになるものと信じております」

 --献金の原資が脱法的であれば返却するということか

 「そうです。過去にも、水谷建設だったかな。それも嫌疑が確定した段階できちんと返却いたしました。今まだ確定していないでしょ。確定したときにはそのつもりでおります」

 --代表には陸山会の代表者であり、監督する責任があると思う。その際に代表者としてどこまでチェックし、担当者から聞き取りし、関係情報まで目を通しているのか

 「政治家は1人で政治活動を全部やることは不可能です。ですからスタッフ、秘書のサポートを借りながら活動を続けているわけであります」

「この政治資金につきましても、私も、みなさんご承知のように、非力ながら民主党の代表として選ばれて、務めさせていただいております。

 全国、一生懸命、国民のみなさまに語りかけ、話しかけ、あるいはわれわれの政策をご理解していただく努力が最大の私は党首、代表としての任務だと思って、ずっと就任以来やってきました。

 民主党になってから、だけではありませんけれども、私も40年やっておりますので、最初の当選したときよりもだんだんそういう仕事が増えてきております。従いまして、細かな政治献金の一つ一つについて私が全部チェックするということはいたしておりません。

 秘書を信頼してやる以外に現実問題として不可能なことでありまして、報告は受けて、全体の報告は受けて、それを了としてきておりますけれども、個別の一つ一つについてまでの目を通す時間的、能力的余裕は現実にはないということであります」

--多額の献金を出す場合、企業側は自分たちが献金を出していることは分かってもらいたいだろう。西松建設のにおいすらしない状態だったのか

 「私が直接、窓口としてやっていたわけではありません。

 従いまして、大久保の話を、報告を聞けば、自分としてはもう政治団体としての寄付行為、献金だという認識で法律にのっとって処理したという報告を受けておりますので、私はその意味で、さっきから申し上げておりますように、どういうふうにしてその原資がつくられたかというところまでは知り得る術がありませんので、私は秘書が、担当者がそういうことをそのまま受け取ったということについて至極自然のことだと思っております」

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【小沢氏秘書逮捕】大島自民国対委員長、「公正な捜査だ」 小沢発言を批判
産経新聞2009.3.4 11:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041136011-n1.htm

自民党の大島理森国対委員長は4日午前、国会内で記者団に対し、民主党の小沢一郎代表が記者会見で公設秘書の逮捕を「国家権力の乱用」などと非難したことについて「公正なルールにのっとった捜査と信じており、民主主義を否定する発言は遺憾だ」と批判した。

 大島氏は「確かな証拠でものを言うならまだしも、一方的にそうおっしゃるのは残念だ。大政治家なので、必要ならさらに説明されると思う」と述べた。

 公明党の漆原良夫国対委員長も「国家権力の乱用のように言われるのには違和感を持った」と不快感を示した。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏会見に「明らかに強弁だ」「まったくピント外れ」
産経新聞2009.3.4 11:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041142012-n1.htm

 自らの正当性を主張し、検察批判を繰り広げた小沢代表の記者会見を有識者はどうみたか。

■作家、高村薫さん 「西松建設という名前を出さない迂回(うかい)献金で、小沢さんの主張は明らかに論理が間違っており強弁だ。

 一方で、今回の事件は広がりがあるはずで、多くの国民は他の政治家につながっていくだろうと思っている。
 献金額が大きいからといって小沢さんの公設第1秘書だけが逮捕される結果に終わるなら国策捜査という批判は免れないだろう。

 検察はいったん捜査に手を付けた以上、全容を明らかにしなければならない」

■元最高検検事の土本武司・白鴎大法科大学院長 「嫌疑が濃厚になったから強制捜査に踏み切ったまでで、『権力がほしいままに捜査している』というのは全くピント外れ。捜索・逮捕令状には裁判所のチェックも入っている。

 政治資金規正法の罰則はそれほど重いものではないが、政治家の扱う金が不透明になっている現在、強制捜査する意義はある。

 今回のように扱う規模が大きく複雑な事件の場合は、身柄を拘束するのは当然だ」

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【小沢氏秘書逮捕】「説明信じるしかない」地元の岩手、失望の声も
産経新聞2009.3.4 11:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041158014-n1.htm

民主党の小沢一郎代表の地元・岩手では4日、「小沢さんの説明を信じるしかない」と擁護する声の一方で「説明が不十分だ。このままでは政治不信に陥る」と失望も漏れた。

 小沢氏を支持してきた岩手県奥州市の無職女性(76)は「秘書が逮捕されたのは良いことではない。信頼していたのに残念だ」と声を落とした。

 岩手県釜石市の無職男性(60)は「一度は首相になってほしいと思っていたのだが」と力なく話した。自営業の70代の女性は「民主党のイメージを落としている。もっときちんと説明すべきだ」と会見に納得できない様子だった。

 小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長は記者団に「日本をきちんとした方向に進めていける人は小沢先生しかないと確信しており、頑張ってほしい」と強調。小沢氏の公設第一秘書逮捕について「いまの時期になぜこういうことが起きるのか疑問に思っている」と語った。

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【小沢氏秘書逮捕】河村官房長官「検察は適正に捜査」と小沢発言を批判
産経新聞2009.3.4 12:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041217016-n1.htm

 河村建夫官房長官は4日午前の記者会見で、民主党の小沢一郎代表が記者会見で公設秘書の逮捕を「国家権力の乱用」などと非難したことについて「きわめて理解に苦しむ。政権交代を標榜する野党第一党の代表が国民に説明する言葉だろうか。遺憾だ。検察は適正な法と証拠に基づいてやっている。日本は成熟した法治国家だ」と批判した。

 河村氏は、小沢氏が民主党代表職を辞任しない意向を公言したことについては「民主党の意志で、コメントは控える」と語った。

 また、西松建設サイドから複数の自民党議員に献金が行われていることには「適正に処理していると聞いている。今後のことは議員が個々に対処することだ」と述べた。

 また、自民党の大島理森国対委員長も同日午前、国会内で記者団に「公正なルールにのっとった捜査と信じており、民主主義を否定する発言は遺憾だ」と明言。「確かな証拠でものをいうならまだしも、一方的にそう仰るのは残念だ。大政治家なので、必要ならさらに説明されると思う」との認識を示した。公明党の漆原良夫国対委員長も「(小沢氏が)国家権力の乱用のようにいわれるのは違和感を持った」と不快感を隠さなかった。

これに先立ち、自民、公明両党の幹事長、国対委員長らが4日朝、都内のホテルで会談し、当面は民主党の対応を見守る方針を確認した。出席者によると、会談では公明党側から「自民党に献金を受け取った議員がいる可能性もあり、小沢代表と同じことにならないか」と危惧(きぐ)する声もあがったという。

 また、自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長は4日朝の記者会見で5、6両日の参院予算委員会において、今回の事件を追及する考えを表明した。

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【【小沢氏秘書逮捕】小沢氏の地元事務所を捜索 東京地検特捜部】
産経新聞2009.3.4 13:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041003005-n2.htm

民主党は4日午前、小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを受け、党本部で役員会を開き、小沢氏の進退問題に発展させない方針を確認した。小沢氏は役員会後の記者会見で、引き続き代表職にとどまる考えを表明するとともに、東京地検特捜部が次期衆院選を控えた時期に、強制捜査を行ったことを批判した。ただ、同党は今国会で、政府・与党に攻勢をかけ、麻生太郎首相を追い込んでいただけに、国会運営などへの影響を懸念する声もある。

 小沢氏は記者会見で、自身の進退に関し「何らやましいことはなく、それによってどうこうとは考えていない」と述べ、辞任の必要はないとの認識を示した。強制捜査については「衆院選が取りざたされているこの時点で異例の捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」と批判した。

 その後、国会内で開かれた参院議員総会では、輿石東議員会長が「(小沢氏は)間違えたことをしていないのだから、責任をとる必要はない。微動だにせず本会議に臨みたい」と述べた。出席者からは、「こういう時期こそ一致団結して小沢代表を支えるべきだ」との意見が出た。

参院幹部も、小沢氏の秘書逮捕を「国策捜査だ」と改めて批判するとともに、今後、平成21年度予算案の参院審議に入ることを踏まえ「こうなったら全面対決だ」と息巻いた。

 小沢氏からは反省の弁はなく、役員会において「秘書のことで国民、民主党員、党所属国会議員に迷惑をかけ、おわびしたい」と陳謝するにとどまっている。

 同党の反小沢勢力は、今秋までに実施される次期衆院選を前に、小沢氏の党運営などに対する批判を封印している。このため、捜査の進展状況次第で、代表交代を唱える可能性があり、同党の混乱はしばらく続きそうだ。
 公設秘書の献金問題は、平成16~18年分の政治資金収支報告書に記載された準大手ゼネコン西松建設側の政治団体からのもので、小沢氏は「(企業献金ではなく)政治団体からだと思って受け取ったのだと思う。違法性はない」と主張している。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏の地元事務所を捜索 東京地検特捜部
産経新聞2009.3.4 13:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090304/crm0903041305014-n1.htm

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は4日正午ごろ、民主党岩手県第4区総支部が入る同県奥州市の小沢氏の事務所の家宅捜索を始めた。捜査関係者によると、西松側から小沢氏側の政治団体に流れた献金総額は12年間で2億円近くに上るといい、特捜部は、違法なトンネル献金の全容解明を目指す。

 特捜部の調べによると、小沢氏の公設第1秘書で、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)=同法違反で逮捕=ら3人は、平成18年10月ごろ、西松のOBが作った政治団体をダミーに使って、陸山会に対して行われた西松の企業献金を授受するなどした疑いが持たれている。

 小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部には、16年-18年の3年間で、西松側から総額1000万円の事実上の企業献金が支払われていたことが判明している。

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山口補佐官は200万円 西松建設献金
産経新聞2009.3.4 18:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090304/plc0903041858014-n1.htm

 山口俊一首相補佐官は4日、自身の資金管理団体が準大手ゼネコン「西松建設」のOBが代表を務めていた「新政治問題研究会」から平成16年に200万円の献金を受けていたことを明らかにした。首相官邸で記者団に語った。

 山口氏は違法性はないと強調した上で、「土木関係の団体だというので(西松建設のダミー団体だと)全く知らずに会計担当者が受けたようだ。気持ちが悪いので返そうとは思っている」と述べた。

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【小沢氏秘書逮捕】「見逃せない犯罪」 捜査批判に冷静な検察
産経新聞2009.3.4 21:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090304/crm0903042148028-n1.htm

 小沢一郎氏が4日、検察を批判するなど、民主党幹部から捜査に対する不満の声が相次いでいることに、検察当局では「政治的に配慮して見逃す、というわけにはいかない犯罪だから捜査しているだけ」として、冷静に受け止めている

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京)からの事実上の企業献金は、多くの与野党の議員側も受領しているが、検察首脳は「小沢氏の団体が受け取った金額は他の議員と比べて突出しているうえ、証拠の上からも、西松からの金だと認識していた可能性が高い」と悪質性を指摘する。

 逮捕容疑となった2100万円を下回る金額でも摘発例はあり、「明らかな犯罪行為があれば看過できない」と語る。

 別の検察幹部は「民主党は1円から収支報告書に記載すべきだとしている政党のはず」と述べ、3月末で一部が時効を迎えることから、「このタイミングしかなかった」と話した。

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【小沢氏秘書逮捕】「政治活動の自由制限」 岩手知事も批判
産経新聞2009.3.4 22:27
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090304/crm0903042229029-n1.htm

 岩手県の達増拓也知事は4日夜、小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が逮捕された政治資金規正法違反事件に関し、「これほど疑念を持たれている捜査はないんじゃないか。現段階では、よほどのことがないまま政治活動の自由が大きく制限されている」と述べ、東京地検特捜部の捜査を批判した。県庁内で記者団の質問に答えた。

 小沢氏が記者会見で献金の違法性を否定したことについては「非常に分かりやすく、得心できた」と強調。「次は捜査当局の方が証拠などを示す番なのかなという感じがしている」と述べた。

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2009年3月3日火曜日

【西松事件】 大久保氏逮捕日の産経新聞の記事

  産経が小沢氏を嫌う理由はハッキリしている。「親米」ではないからであり、その一点で反小沢なのである。なぜなら、産経のお気に入りであった安倍総理を辞任に追い込んだのが小沢氏だと恨んでいるのであろう。一時期小沢氏が、国防・日米関係で右寄りと見られていた頃は、小沢支持であった。

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【【from Editor】見えてこない「小沢政権」 】
産経新聞2009.3.3 08:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090303/stt0903030823004-n1.htm

 政治学の泰斗(たいと)である佐々木毅前東大学長が怒っている。むろん、現在の政治情勢についてだ。
 共同代表を務める新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)が先週発表した緊急アピールは、「日本政治は危機にある」と断じ、「余計な小細工を弄したり、これ以上確たる目途もなく政権を持続させることは、国民の利益と両立し得ないし、危険でさえある」と麻生太郎首相に衆院解散・総選挙の決断を迫っている。

 まさにその通り。米国発の大不況は麻生首相のせいではないが、景気回復のカンフル剤ひとつ打てていない。小泉純一郎元首相を激怒させた発言の軽さも相まって、総選挙の結果、政権交代が実現する可能性は極めて高い。

 だが、新政権の主役になるはずの民主党に国民の熱い期待が寄せられているかといえば、そうとも言い切れない。それはなぜか。最も大きな原因は、政党としての透明性が自民党よりも欠けていることではないか。

 民主党を中心とする新たな政権が、政府をどのような形で運営し、どんな政策をどのような手順と財源で実現させるのか、さっぱりわからない。鳩山由紀夫幹事長ら幹部や個々の議員は、「中央省庁の局長以上に辞表を出させる」など新政権発足後の青写真を口にし始めているが、ほとんどが党内論議を経て正式に決定された政策ではなく、個人的見解のレベルにとどまっている。ある幹部は「重要な案件は最終的に小沢一郎代表の判断に委ねられている」と自嘲(じちょう)気味に語るが、それでは「民主」の看板が泣く。

きのうからスタートした連載「民主党解剖」は、民主党や小沢代表のちょっとした欠点や瑕疵(かし)をとらえ、攻撃することが目的ではない。政権交代が実現すれば、この国はどこへ向かい、何が変わるのか。政官癒着は本当に打破できるのか。民主党に政権を担当できる人材はそろっているのか。首相候補の小沢氏はそもそもどういう政治家なのか、といった日々小社に寄せられる読者からの疑問に答えようと企画されたものだ。

 前出の緊急アピールが、「現在の政権党に代わる政党が同様の醜態をさらけ出すならば、政党政治そのものが崩壊しかねない」と指摘しているように、政権奪取後に醜態をさらしてもらっては、この国は沈没する。修正が可能な今こそ、問題点を指摘するのがメディアの役割と心得、今後も民主党を大胆に解剖していきたい。(政治部長 乾正人)

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【小沢氏側団体立件へ 西松建設関連の政治資金規正法違反容疑】
産経新聞2009.3.3 17:09
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031710025-n1.htm

準大手ゼネコン「西松建設」(東京)が、政治団体をトンネルにして政界へ事実上の企業献金を続けていたとされる問題で、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反容疑で、小沢一郎民主党代表の政治団体側を立件する方針を固めたもようだ。

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【小沢氏秘書逮捕】永田町騒然「選挙どうなる」
産経新聞2009.3.3 18:08
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031810029-n1.htm

 「一体何があったのか」「選挙はどうなる」。
 民主党の小沢一郎代表の公設秘書らが逮捕された3日午後、東京・永田町は騒然とした雰囲気に包まれた。同党議員の間からは戸惑いの声とともに、次期衆院選への影響を心配する声も漏れた。

 小沢氏を交えた幹部会が開かれた永田町の民主党本部。会合を終え小沢代表が玄関前に姿を見せたのは、秘書の逮捕が報じられる前の午後4時すぎ。

 マスク姿でうつむいたまま無言で車に乗り込んだ。鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国対委員長ら党幹部も記者に囲まれ、もみくちゃに。

 同党の川内博史衆院議員は「小沢さんほど法令に従って処理する原理原則を重んじる人はいないはずだ」と信じられない様子。

 別の中堅議員は「捜査当局は正義を貫いてほしいが、これで与党が一気に反転攻勢に出てくるだろう」と政局の行方に気をもんでいた。

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【小沢氏秘書逮捕】小沢氏「きちんと処理した」民主幹部会
産経新聞2009.3.3 18:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090303/stt0903031822010-n1.htm

民主党の小沢一郎代表は3日、準大手ゼネコン西松建設からの違法献金の疑いで東京地検特捜部が同氏の政治団体を強制捜査する方針を固めたことに関連し、党本部での幹部会で「何か騒いでいるようだが、すべてきちんと処理している。まったく心配はない」と述べ、法令上の問題はないとの認識を示した。

 幹部会は小沢氏の説明を了承した。

 鳩山由紀夫幹事長は幹部会の終了後、記者団に「小沢氏は、すべてのお金の出し入れを明らかにしている。問題はない。陰謀だ」と強調。小沢氏の説明責任については「必要なら、小沢氏が自分で話をする」と述べた。

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【小沢氏秘書逮捕】警察官も出動 赤坂の「陸山会」捜索
産経新聞2009.3.3 18:23
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031826030-n1.htm

民主党・小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」の事務所がある東京・赤坂のマンションには、午後5時15分ごろから2回に渡り、東京地検の係員ら計15人が捜索に入り、資料などを押収した。

 マンションは赤坂の裏通りに位置し、人通りの比較的少ない閑静な一角。住宅のほか、有名人の事務所としても利用されているという。

 50人近い報道陣が建物前に詰めかけ、警視庁赤坂署の警察官が交通整理に出動。騒然とした空気に包まれた。

 マンション内で事務所を構える50歳代の女性は「普段は静かな建物。小沢さんに関連する事務所があることすら知らなかった」と驚いた様子で話した。

 近くで勤務する会社員の男性(64)は「建物前に黒塗りの車が止まっているのを見たことがある。民主も勢いよく自民を叩いていたが、結局は同じということか」と憤りを口にした。

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【小沢氏秘書逮捕】緊迫の小沢氏事務所 女性が「何もわかりません」
産経新聞2009.3.3 18:43
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031845031-n1.htm

東京・永田町の議員会館内にある小沢一郎氏の事務室前には、午後3時すぎに報道陣が一斉に詰めかけた。
 「小沢一郎」のネームプレートがかかる同館6階の605号室。出入りの多いほかの議員事務室に比べて関係者の出入りはほとんどなく、ドアは固く閉じられたまま。部屋の中からは電話に対応する人の声がかすかに聞こえる程度だ。

 午後5時すぎ、事務室から出てきた事務員とみられる女性は、小沢氏の所在などを問う報道陣に「何もわかりません」と言って足早に去っていった。

 午後6時すぎには女性が事務室に入室したが、報道陣から「秘書の方ですか」と聞かれても無言のままだった。

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【西松献金、小沢氏団体の公設第1秘書ら3人逮捕 献金総額2億円近くか】
産経新聞2009.3.3 18:45
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031740027-n1.htm

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京)が、政治団体をダミーにして政界にトンネル献金をしていたとされる疑惑で、献金が事実上の企業献金だった疑いが強まり、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反容疑で、民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会(りくざんかい)」の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)と、西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反で起訴=ら3人を逮捕、東京都港区の陸山会事務所を捜索した。小沢氏側への献金総額は2億円近くに上るとみられる。

 地検によると、ダミーにされた団体は「新政治問題研究会」(新政研、平成7年設立)と「未来産業研究会」(未来研、11年設立)で、3人は18年10月ごろ、新政研の名義をダミーに使って、陸山会に対して行われた西松建設の企業献金100万円を授受した疑い。

 また大久保容疑者は16年3月~19年3月、西松から受領した2100万円を、ダミーである新政研と未来研からとする虚偽の記載を、政治資金収支報告書にした疑いが持たれている。
捜査関係者によると、両団体の事務所所在地は同じで、各代表にはそれぞれ西松OBが就いていたが、ともに18年末に解散した。

 政治資金収支報告書によると、両団体が18年までの12年間に集めた会費は総額約5億1500万円で、両団体名義で行われた与野党の国会議員側などへの献金やパーティー券購入の合計は、約4億8000万円。このうち小沢氏側へは2億円近くにのぼる。

 18年には、小沢氏が代表を務める政党支部「民主党岩手県第4区総支部」も、新政研から100万円、未来研から100万円の計200万円を受け取った。

 西松関係者によると、両団体の会員は主に西松社員で、本社の人事部と政治団体の代表が、社員から団体の会員を選び、1口6万円の会費納入を指示。会費は賞与に上乗せして、西松側が穴埋めするかたちで負担していた。献金先は、土木、建築の両営業本部が総務部に指示し、OB2人が会社を訪れた際に伝えられていた。

複数の西松幹部が特捜部のこれまでの調べにに、政治団体の設立を主導したのは、国沢容疑者だったと供述しているという。

 検察幹部によると、特捜部は両団体を西松のダミーだったとみており、トップダウンで事実上の企業献金が行われていた事実を重視したものとみられる。
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【小沢氏秘書逮捕】繰り返される違法献金 地検は「形式犯」を重要視
産経新聞2009.3.3 18:54
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031856032-n1.htm

 東京地検特捜部が「形式犯」である政治資金規正法違反容疑での立件に踏み切ったのは、「政治とカネ」の問題の透明性確保のために情報開示を義務づけた同法の意義を無視し、長期間にわたって、西松建設から小沢一郎氏側に巨額のトンネル献金が行われていた事実の悪質性を重くみたからとみられる。

 政治資金の透明化を図る目的で昭和23年に制定された規正法は、かつて形式的に法規に違反しているだけの「形式犯」として軽視されてきた。特捜部による政界捜査では、贈収賄重視の傾向が依然として根強い。

 しかし、国民が選挙などで政治家を評価する判断材料のひとつが、政治資金収支報告書だ。

 ある検察幹部は「規制法違反は国民を欺き、民主主義の健全な発展を阻害する重大犯罪」と指摘する。

 また別の幹部は「手口の巧妙化などにより、贈収賄事件の摘発が困難になっている今、政界捜査の武器となるのが政治資金規正法」との見方を示す。

こうしたことから、平成15年に坂井隆憲元衆院議員が逮捕された事件や埼玉県知事だった故土屋義彦氏の長女らが逮捕された事件、村岡兼造元官房長官が在宅起訴された16年の日本歯科医師連盟(日歯連)事件など、違法献金は近年、特捜部によって幾度もメスが入れられてきた。

 だが、相次ぐ摘発にもかかわらず、西松建設はダミーの政治団体を使うという“巧妙”な手口で摘発をかいくぐり、事実上の企業献金を続けていた。

 このため特捜部は、すでに時効となっている分を合わせると2億円近いトンネル献金が行われてきた点に着目。時効の壁のため立件額は小額ながら、違法性の認識の強い政治献金だったと判断したものとみられる。

 西松では、原子力発電所関連事業など、表にできない営業活動に海外などでつくった裏金を使っていたとも指摘されている。

 カネで買った政治力はなかったか。ある検察OBは、「さらに徹底した捜査が求められるだろう」と話している。

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【小沢氏秘書逮捕】金丸氏から託された深い縁 小沢氏と西松建設
産経新聞2009.3.3 20:04
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903032006036-n1.htm

民主党代表の小沢一郎氏と、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の癒着が3日、浮き彫りになった。西松と政界との関係をたどると、小沢一郎氏が“後継者”とされた自民党元副総裁の故金丸信氏との付き合いが原点とされる。政界再編の度にキーマンとされてきた“豪腕・小沢”側がなぜ西松側から長年にわたって巨額の献金を受けてきたのか。東京地検特捜部は今後、実態解明を進めていくもようだ。

小沢氏側が突出

 西松建設の2つの政治団体は、平成16~18年の3年間で、与野党の国会議員19人の政治団体などに対して献金を行っている。

 小沢氏以外の議員に対する主な献金は、自民党の尾身幸次元財務相の資金管理団体「幸政会」に対し400万円、自民党の森喜朗元首相の同「春風会」に対し300万円、民主党の山岡賢次国対委員長の同「賢友会」などだった。

 こうした中で、小沢氏は資金管理団体「陸山会」が1400万円、代表を務める政党支部「民主党岩手県第4区総支部」が1000万円と突出していた。

ある検察幹部は「ほかの議員は、パーティー券の購入が主だったり、献金時期が盆暮れに集中するなど儀礼的な傾向が強い。小沢氏の長年にわたる献金は、金額や献金時期においても際立っている」と小沢氏側の立件の意義を話す。

深い縁
 西松建設と小沢氏の親密な関係が始まった背景には、小沢氏の“後見人”とされた自民党元副総裁の故金丸信氏の存在があった。「竹下派七奉行」の中でも小沢氏を特に重用した金丸氏が47歳の若さで小沢氏を自民党幹事長に推したエピソードはよく知られる。

 金丸氏の次男が、昭和40年代後半から西松の社長だった杉本三吾氏の娘と結婚しており、当時の状況を知る同社関係者は、「金丸氏から西松を託されたのが小沢氏だった」と話す。

 金丸氏一辺倒だった西松の“政界人脈”は、同氏の平成4年の政界引退とともに、小沢氏支援へと傾倒していった。西松元社員は「東北では小沢さんが建設に強く、何でも指導力を発揮するので、小沢さんの力を借りたいという動きはあった」と語る。また別の社員は「スーパーゼネコンが仕切っていた談合が6年前ごろからなくなり、業界内の付き合いで与えられる仕事がなくなった。その結果、小沢さんに頼る傾向が強くなった」と明かす。

給与に補填
 西松側は、違法献金が問題にならないよう、献金の原資を社員にいったん会費の形で負担させた後、会社側が全額負担するなど巧妙な手口を使っていた。

 社内では、献金システムを発案したとされる前社長の国沢幹雄容疑者ら一部の幹部以外、使途先などは一切明らかにされず、トップシークレットだったという。会費を払ったことがある西松社員は「上司に頼まれて、断れなかった。何のために使うのか、説明されなかった」。別の社員は「将来の出世に影響すると思い、妻と2人分を支払った。支給総額が10万円ほど多かったが、総額しか書かれておらず、本当に上乗せされていたのか分からない」としている。

 一方、こうした「賞与上乗せ」のほか、社員の名前を使って献金する「名義貸し」のパターンがあったことも新たに分かった。名義貸しに加担した社員は「上司に『名前を借りるよ』といわれ、後日、政治家の事務所から領収書が送られてきた」という。

 複数の同社関係者は「政治献金をコントロールしていたのは国沢容疑者だった」と証言している。

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【小沢氏秘書逮捕】近畿の民主組織にも広がる困惑
産経新聞2009.3.3 20:53
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903032054039-n1.htm

「今後どうなる」「総選挙に影響する」。民主党の小沢一郎代表の公設秘書らが逮捕された3日、近畿などの民主党地方組織にも衝撃が広がった。麻生政権の支持率が低迷する中、次期衆院選を政権交代に向けた決戦場と位置づけてきただけに、困惑一色の雰囲気に。一方、自民党の地方組織からは「プラス材料になる」との声も上がった。

 「選挙が近づいているこの時期にこのようなことがあるなんて…。党にマイナスで、当然影響はある」

 事件の一報を受けて、民主党大阪府連の冨田健治幹事長はショックを隠せない様子。「ただ、違法であることが確定したわけではなく、推移を見守りたい。あらためて府連の各議員に政治倫理を徹底するよう呼びかけたい」

 同党和歌山県連の〆木(しめき)佳明幹事長は「今後の動きをどうみるか、としか言いようがない。小沢さん自身のことではないし、慎重に様子をみたい」と困惑。同党奈良県連の藤野良次幹事長は「事実確認ができていないので何も話せない」とだけ話した。

 同党広島県連の宮政利幹事長も「驚いた。まだ疑いの段階で、今後の真相究明を行方を見守るほかない」と言葉少な。ただ、次期衆院選への影響については「政策的な問題ではない。それほど大きくないのではないか」との見方を示した。

 捜査の背景に、政権与党側の“思惑”があるとほのめかす声も。同党滋賀県連の朝倉克己幹事長は「政権党の権力側が必死になって政権交代を阻止しようとしているように映る。党県連としては過敏に反応することなく、冷静に選挙の準備を進めたい」と述べた。

一方、自民党の中馬弘毅衆院議員(大阪1区)の陣営関係者は「結果的に民主がゴタゴタして、反動で自民の支持率が上がるということになれば、総選挙にはプラス材料になる」。

 同党奈良県連の服部恵竜幹事長は「自民党を『古い体質』と批判する民主党も、小沢代表を中心に古い体質を残している証では」と指摘。次期衆院選に向けて「これまで自民党批判ばかりに関心が向いていたが、民主党に政権を担当する資格や能力が本当にあるのか、有権者に冷静に判断してもらえるようになる」と話した。

 同党京都府連の加藤盛司政調会長は「(衆院選への影響は)現時点ではわからないが、相手のエラーにつけ込むことを考えていてはダメ。政策を戦わせていくべきだ」と話していた。

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【小沢氏秘書逮捕】秘書軍団の要だった大久保容疑者 
産経新聞2009.3.3 22:44
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903032245042-n1.htm

 「小沢秘書軍団の要だった」。政治資金規正法違反容疑で逮捕された大久保隆規容疑者(47)を知る民主党のベテラン秘書はこう語る。

 小沢事務所に近い関係者によると、大久保容疑者は岩手県釜石市出身。平成3年の釜石市議選に30歳で初当選し、2期目途中の11年、自民、自由両党の推薦で同市長選に出馬した。1万1553票を獲得したが、1280票差で次点に泣いた。

 小沢事務所に入ったのは落選後。当時を知る別の民主党国会議員秘書によると、政治家への野心は持ち続けていたが、「もう一度政治を勉強し直す」との意気込みで門をたたいた。

 当初は私設秘書だったが、行動力と「小沢氏への忠誠心」(旧自由党関係者)で頭角を現し、議員会館に常駐する小沢氏の“腹心”として活躍。資金管理も担当し、「小沢氏が好む忠実なタイプの秘書だったので、難しい仕事も任せられていたのでは」(自民党関係者)との指摘もある。

 自由党国会議員の元秘書によると、表に立つタイプではなかったが、20人近くいる秘書軍団の「お目付け役」で、「後輩秘書を厳しくしかることでも有名だった」と明かす。

 関係者によると、4年ほど前からは東京を離れ、盛岡市の小沢氏の個人事務所に勤務することが増えていたという。民主党が県内で唯一小選挙区で勝利したことがない岩手2区の担当者として、衆院選の準備にあたっていた。

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