2010年1月13日水曜日

【西松事件】 第二回公判

2政治団体「ダミーと思わず」西松元幹部が証言
(2010年1月13日21時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100113-OYT1T01250.htm

 準大手ゼネコン「西松建設」から小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」などへの違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入など)に問われた小沢氏の公設第1秘書で同会の元会計責任者・大久保隆規被告(48)の第2回公判は13日午後も、岡崎彰文・元同社取締役総務部長(68)の証人尋問が行われた。

 岡崎元部長は、同社OBを代表とした二つの政治団体について、「西松建設のダミーだとは思っていなかった」と証言した。

 公判では、大久保被告が両団体を同社のダミーと認識していたかどうかが争点で、審理に影響が出そうだ。

 岡崎元部長は、裁判官の尋問に対し、「二つの団体については、対外的に『西松建設の友好団体』と言っていた。事務所も会社とは別で、家賃や職員への給料も団体側が支払っていた」と説明。前任者に引き継ぎを受けた際にも、「ちゃんとした団体で、問題はないと言われていた」と答えた。

 昨年12月の初公判で、検察側は、同社が信用できる社員を政治団体の会員に選び、会員から集めた会費を献金の原資にしていたと指摘したが、岡崎元部長は「入会は自分の意志だと思う。私自身は、社員に入会を強要したことはない」と述べた。


民主・小沢幹事長の公設第1秘書第2回公判 西松建設元部長「大久保被告と献金方法相談」
(01/14 01:17)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00169939.html

政治資金規正法違反の罪に問われている民主党の小沢幹事長の公設第1秘書・大久保 隆規被告の第2回公判が、東京地方裁判所で開かれ、西松建設の元総務部長が出廷し、「大久保被告と献金の方法を相談していた」と証言した。

民主党の小沢幹事長の公設第1秘書・大久保 隆規被告は、2つの団体から受けたあわせて3,500万円の献金について、収支報告書にうその記載をした政治資金規正法違反の罪に問われていて、2つの団体が西松建設のダミーと認識していたかが争点になっている。

13日の公判には、西松建設の元総務部長が証人として出廷し、「西松建設本社1階の応接室で、大久保被告が持参した2つのダミー団体の、前年度の献金の実績表をもとに相談し、その後、小沢事務所から請求書が送られてきた」とし、献金額については、国沢幹雄元社長の了承を受けていたと証言した。

また、大久保被告が政治団体をダミーと認識していたかに関する質問では、「記憶にない。わからない」などと話した。
次の公判は1月26日で、大久保被告本人への被告人質問が予定されている。


西松違法献金裁判:窓口役の部長が証言 来月26日結審へ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100114k0000m040078000c.html

 西松建設の違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載など)に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれ、献金の窓口役だったとされる同社元総務部長(68)が証言した。今月26日の第3回公判で被告人質問を行うが、これで実質的な審理は終了し、2月26日の公判で結審する公算が大きくなった。

 公判で元部長は「西松本社に大久保被告が前年の実績を示す表を持ってきて、小沢氏側のどの団体に献金するか割り振りを決め、国沢幹雄元社長に承諾をもらった」と語った。

 大久保被告が担当する前の00年までは、小沢氏側の窓口は、当時小沢氏の秘書だった民主党の樋高剛衆院議員(44)=神奈川18区=だったとも述べた。

 一方で元部長は、検察が西松のダミーと主張する二つの政治団体について「外部の政治団体という認識でダミーとは思っていない」と証言。大久保被告が2団体をダミーと認識していたかは主な争点の一つで、大久保被告は初公判で「あくまで政治団体からの寄付で西松からとは思っていなかった」と起訴内容を否認している。【安高晋】

2団体「対外的には独立」=西松元総務部長の証言続く-小沢氏秘書第2回公判・東京
(2010/01/13-18:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011300809

 西松建設の偽装献金事件で、政治資金規正法違反罪に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の公判は13日午後も、東京地裁(登石郁朗裁判長)で続いた。西松側の献金担当者だった同社元総務部長(68)は、献金元の二つの政治団体について「対外的には西松建設と独立していた」などと証言した。

 次回期日は26日で被告人質問が行われる。
 この2団体は、新政治問題研究会と未来産業研究会。元部長は「対外的には西松OBによる友好団体。政治団体として届け出をし、政治資金収支報告書も出していた」と説明した。

 一方、社内的にどうだったか問われると、「事務所も別に借り、給料も別だった。引き継いだときには問題ないということだった」と話した。

 検察官が2団体をダミーと言わないのは株主代表訴訟を恐れているからかなどと聞くと、「ダミーとは思っていなかった。質問は何が言いたいのか理解に苦しむ」と声を強める場面もあった。


西松元総務部長「大久保被告と献金決定」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100113-OHT1T00189.htm

 西松建設の巨額献金事件で、政治資金規正法違反の罪に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれ、西松の岡崎彰文元総務部長(68)が証人尋問で、自身と被告が西松献金の窓口だったと認めた。

 元総務部長は検察側の主尋問で「被告が前年の献金実績表を西松本社に持ってきて、2人で献金額の増減や受け皿の割り振り方を決めた」とし、その上で上司だった国沢幹雄元社長(71)=規正法違反の罪などで有罪確定=らから承認を得た、と証言した。

 一方で献金元の政治団体について「(献金していた)当時は、(西松の)ダミーとは全く思っていなかった」とも証言。

 検察側は、政治団体の会員だった社員の賞与に上乗せ支給する手法で実際には西松が会費を負担していたのではないかと聞いたが、元総務部長は「知らない」と述べた。

 この日の公判では「政治団体は西松のダミーで、原資は西松の資金だった」とする政治団体元代表の供述調書が証拠採用された。26日の第3回公判は被告人質問の予定。

 元総務部長は元社長とともに逮捕されたが、処分保留で釈放され起訴猶予処分となった。

 起訴状では、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の会計責任者だった大久保被告は2006年までの4年間、西松からの献金を政治団体からの献金と偽って収支報告書に記入した、などとしている。被告側は「違法な企業献金との認識はなかった」と無罪を主張。

 被告は、陸山会の土地購入をめぐり簿外の資金移動に関与した疑いが持たれ、東京地検特捜部が規正法違反の罪での刑事処分を検討している


大久保被告が献金「実績表」、西松元部長が証言
(2010年1月13日12時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100113-OYT1T00631.htm

 準大手ゼネコン「西松建設」から小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」などへの違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入など)に問われた小沢氏の公設第1秘書で同会の元会計責任者・大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁で開かれた。


 検察側証人として、同社で小沢氏側との交渉窓口になっていた岡崎彰文・元取締役総務部長(68)が出廷し、献金を巡る大久保被告とのやりとりを具体的に証言した。

 公判では、陸山会などへ献金していた西松建設OBが代表を務める政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」を、大久保被告が「西松建設のダミー」と認識していたかどうかが最大の争点となっている。

 岡崎元部長は検察側の尋問に、毎年、東京都港区の本社1階の応接室で大久保被告に対応していたと証言。二つの団体から小沢氏側の政治団体への献金の割り振りを記した「実績表」を大久保被告が持参し、それをもとにその年の献金額を決めていたと述べた。

 そのうえで岡崎元部長が「社内で調整します」と言い、後日、社内での検討結果を大久保被告に連絡すると、大久保被告から献金の請求書が送られてきたという。

 大久保被告は2003年~06年、西松建設から陸山会などに計3500万円の献金を受けながら、収支報告書には寄付者を2団体とする虚偽の記載をしたなどとして同法違反に問われている。

 大久保被告は陸山会の土地購入を巡る問題でも同法違反容疑で告発され、今月5日、東京地検特捜部から事情を聞かれている。

「小沢氏秘書と額調整」 献金事件公判、西松元部長が証言
(16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100113ATDG1301213012010.html

 西松建設の巨額献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪に問われた、小沢一郎・民主党幹事長の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、同社の献金担当だった元総務部長(68)の証人尋問が行われた。

 元総務部長は検察側の尋問に対し「2000年ころに大久保秘書が小沢氏側への献金の窓口になった」と証言。「西松本社で大久保秘書と会い、前年分の献金実績を基に、小沢氏側のどの団体にいくら献金するかを調整していた」とした。その上で献金額などについて、当時上司だった元社長=有罪確定=からの了承を得ていたとした。

 検察側の冒頭陳述によると、大久保秘書は遅くとも02年ころから、元部長に対し、ダミーとされる2つの政治団体名義を含め年間1500万円の献金を依頼していたという。


大久保被告と献金割り振り=西松元総務部長が証言-小沢氏秘書第2回公判・東京地裁
(2010/01/13-12:23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010011300048

 西松建設の偽装献金事件で、政治資金規正法違反罪に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれた。西松側の献金担当者だった同社元総務部長(68)の証人尋問が行われ、献金について「大久保被告が前年の実績表を持参し、割り振りをどうするか打ち合わせた」と述べた。

 元部長によると、献金の打ち合わせは西松建設本社応接室で行われた。大久保被告が持参した実績表には、小沢氏側の献金の受け皿団体と西松側の支出元の一覧が書かれ、内訳をどうするか相談した。

 割り振り案が固まると、元部長は「社内で調整します」と同被告に告げ、上司だった国沢幹雄元社長(71)=有罪確定=らの了承を得た。大久保被告に伝えると、献金の請求書が届いたという。

 小沢氏側の献金の受け皿団体が一つだったのが、小沢氏の資金管理団体「陸山会」など三つに増えたことについて、「先方の要望だったと思う」と話した。

 検察側冒頭陳述などによると、西松建設から小沢氏側へはダミーの政治団体名義などで1997年から2004年まで毎年1500万円の献金が行われた。その後、額を縮小し06年まで続いた。


西松事件公判 『大久保被告と献金調整』 元部長証言
2010年1月13日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011302000219.html

西松建設の巨額献金事件の第2回公判で東京地裁に入る大久保隆規被告=13日午前9時29分

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)がダミーの政治団体を使って民主党の小沢一郎幹事長側に三千五百万円の企業献金をしたとされる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の罪に問われた小沢氏の公設第一秘書大久保隆規被告(48)の第二回公判が十三日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれた。西松建設の元総務部長岡崎彰文氏(68)が検察側の証人として出廷し、「大久保被告が献金の窓口だった」と証言した。

 岡崎氏は、政治団体が小沢氏側に献金していた年間千五百万円について「大久保被告と西松本社一階の応接室で献金の割り振り方を打ち合わせ、『案を社内で調整します』と話した」と述べ、事実上、西松側の献金であることを伝えていたことを認めた。

 打ち合わせにあたっては、大久保被告が前年の献金実績表を用意して、西松側の支出団体と小沢氏側の受け皿の割り振り案を決定していたという。岡崎氏は、この案について「上司だった元社長らの承認をもらっていた」と話した。

 また、二〇〇〇年に大久保被告が西松からの献金の窓口となる以前の担当者を問われ、「(小沢氏の元秘書で民主党の)樋高剛衆院議員(神奈川18区)だったと思う」と述べた。

 起訴状によると、大久保被告は二〇〇三~〇六年、小沢氏の資金管理団体「陸山会」と民主党岩手県第4区総支部が西松から受けた計三千五百万円の企業献金を、同社のダミーの政治団体「新政治問題研究会」「未来産業研究会」からの献金と偽って政治資金収支報告書に記載したなどとされる。

 大久保被告は昨年十二月十八日の初公判で起訴内容を否認し、無罪を主張。公判では大久保被告が西松の献金だと認識していたかどうかが最大の争点となっている。献金した側の西松元社長(71)は、政治資金規正法違反罪(他人名義の寄付)などで禁固一年四月、執行猶予三年の判決が確定している。

 一方、陸山会の土地購入をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、東京地検特捜部は今月五日、大久保被告から任意で事情聴取した。

 岡崎氏の証言について、樋高議員の事務所は本紙の取材に「本人と連絡がつかない」とした。


献金「大久保秘書と決定」 西松建設公判、元部長が証言
2010/01/13 13:00 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011301000235.html

 西松建設の巨額献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載、第三者名義の寄付受領など)の罪に問われた小沢一郎民主党幹事長の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の第2回公判が13日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれ、被告と献金交渉したと検察側が指摘している西松の岡崎彰文元総務部長(68)の証人尋問があった。

 元総務部長は検察側の主尋問に対し、自身と大久保被告が西松献金の窓口だったことを認め「大久保被告が前年の献金実績表を西松本社に持ってきて、2人で献金額の増減や受け皿の割り振り方を決めた」と証言。こうした取り決めについて上司だった国沢幹雄元社長(71)=規正法違反の罪などで有罪確定=らから承認を得た、と述べた。

 弁護側の反対尋問では、献金元を装ったと検察側が指摘している政治団体の収支は詳しく把握していなかったとして「団体側に(献金可能な額を)確認していた」と答えた。

 被告側は「違法な企業献金との認識はなかった」と無罪主張している。

 元総務部長は元社長とともに逮捕されたが、処分保留で釈放され起訴猶予処分となった。

小沢氏秘書、大久保被告の第2回公判
http://www.mbs.jp/news/jnn_4330225_zen.shtml

 西松建設を巡る違法献金事件の裁判で、西松建設の元幹部が「寄付の金額は西松建設元社長に相談して承諾を得ていた」などと証言しました。

 民主党・小沢一郎幹事長の公設第一秘書、大久保隆規被告(48)は、西松建設から違法な献金を受け取り、小沢幹事長の資金管理団体・陸山会の収支報告書に、あわせて3500万円のウソの記載をしたとして、政治資金規制法違反の罪に問われています。

 東京地裁で開かれた2度目の公判で、西松建設の元総務部長(68)への証人尋問が行われ、元総務部長は小沢事務所側への献金について、大久保被告と西松建設本社で打ち合わせを行っていたなどと述べました。

 また「寄付の金額について国沢元社長らに相談し、承諾を得ていた」とも述べ、ダミーの政治団体を使った西松建設からの献金だった実態を証言しました。(13日11:22)