2004年9月16日木曜日

【小沢一郎】 外国人参政権

 外国人参政権の問題は、間違いなく今後、小沢氏が政権を奪取をしても問題になると思われる。理由としては、小泉内閣が「中国の脅威」を明確にしたことである。また、北朝鮮に対する拉致問題の国内感情を考えた場合、避けては通れないであろう。



小沢一郎WEBサイトからの転記
http://ozawa-ichiro.jp/policy/05.htm

 永住外国人の地方参政権について、改めて皆様に私の考えを申し上げます。

 公の政治に参加する権利―参政権―が国家主権にかかわるものであり、また、国民の最も重要な基本的人権であることに間違いはなく、その論理は正当であり、異論をさしはさむ気はまったくありません。ただ、政治的側面から考えると、主として永住外国人の大半を占める在日韓国・北朝鮮の人々は、明治43年の日韓併合によって、その意に反して強制的に日本国民にされました。すなわち、日本が戦争によって敗れるまでは、大日本帝国の同じ臣民でありました。日本人としてオリンピックに参加し、日の丸を背負い金メダルを取っています。また、日本のために多くの朝鮮の方々が日本人として、兵役につき、戦い、死んでいきました。このような意味においては、英連邦における本国と植民地の関係よりもずっと強く深い関係だったと言えます。私達はこのような歴史的な経過の中で今日の問題があることを忘れてはなりません。

 法案に反対する人達の多くの方の主張は「そんなに参政権が欲しければ帰化をして日本国籍を取得すればいい」という考え方があります。私もそれが一番いい方法だと思っておりますし、また在日のほとんど多くの人々の本心であると思います。

 しかし、このことについては日本側・永住外国人側双方に大きな障害があります。日本側の問題点からいうと、国籍を取得する為の法律的要件が結構厳しいということと同時に、制度の運用が、(反対論の存在が念頭にあるせいなのかはわかりませんが)現実的に非常に帰化に消極的なやり方をしています。例えば、刑事事件とならない軽い交通違反(スピード違反・駐車違反等)を起こしただけで、余分に何年もかかっているのが現実です。これらの状況を日本の側として考えなければなりません。

 一方、永住外国人のほとんど多くの人は日本で生まれ育って、まったくの日本人そのものであり、その人達が日本人として生涯にわたって生きていきたいと願っていることは、紛れもない事実だと私は思います。ただ、過去の併合の歴史や、それに伴う差別や偏見に対して心にわだかまりがあるのも事実なのです。

 我々日本人は、両国両国民の数千年の深い繋がりと友好関係を考えなければなりません。また、近い将来日韓両国は、EUや北米大陸の例にあるように、自由貿易を柱とする共同体構想が現実のものになると思います。今こそ、日韓両国民がお互いにわだかまりを捨て、将来に向けて信頼関係を構築していくことが、両国と両国民の繁栄のために必要不可欠なことであると考えます。

 しかし両国が主権国家として存在する以上、地方参政権の問題は、政治論の側面からだけではなく、法的・制度的にも許容されるべきものでなければなりません。

 永住外国人に地方参政権を与えることについての国際社会の状況は、アメリカをはじめ未だ多くの国が、国籍の取得を要件としているのは事実であります。しかしながら、例えば日本の場合と状況が似ている英国では、かつて植民地支配した英連邦出身の永住権取得者に対して投票する選挙権だけでなく、立候補できる被選挙権まで与えています(地方選挙)。北欧の国々では一般的に永住権取得者には地方参政権を与えており、また、EU域内では、「お互いに永住権を取得した者には地方参政権を与えよう」という方向で制度の改正が行なわれつつあります。このようなことを考え合わせれば、地方参政権の付与が主権を侵害する、或いは主権国家としての日本の存在を脅かすものであるという主張は、必ずしも今日的な社会の中で、絶対的なものであるとは言えないと思います。したがって私は永住者に対する参政権の付与は、憲法上・制度上許容されるべき範囲のものであると考えます。

 以上のような政治的側面、制度的側面双方から考え合わせ、一定の要件のもとに地方参政権を与えるべきだと考えます。そして、そのことにより日本に対するわだかまりも解け、また、結果として帰化も促進され、永住外国人が本当によき日本国民として、共生への道が開かれることになるのではないでしょうか。

※補足
 この問題につきましては、意見が多数寄せられ、少数の方からの反対意見が寄せられたので、さらに補足として申し上げます。
反対意見に、「北朝鮮に支配されている北鮮系の総連の方に、地方参政権を与えるのはとんでもない」という意見がありましたが、我々自由党では国交のない国(北朝鮮等)の出身の方は参政権付与の対象にしないという考えです。

国政を預かる政治家として、ホームページ上で自分の考える全てのことを申し上げることはできませんが、この問題は主として、在日の朝鮮半島の方々の問題であることからあえて申し上げます。もし仮に朝鮮半島で動乱等何か起きた場合、日本の国内がどういう事態になるか、皆さんも良く考えてみてください。地方参政権付与につきましては、あらゆる状況を想定し考えた末での結論です。

この問題につきましては色々な意見があり、少数の方々ではありますが中には、もう自由党を支持しないという方もおられます。私の意見のどこがどういう理由でだめなのか、明確な指摘のもと、ご意見を賜れば幸いです。
 私はこれからも「日本一新」を目指し、タブーなき真の改革を実現していくため全力を尽くして参りますので、皆様におかれましては何卒ご理解を頂き、ご支援を賜わります様よろしくお願い致します。

2004年9月11日土曜日

【政治資金】 細田博之

 パソコンの中のメモを見ていると、記憶違いをしていることに気がつく事がある。
細田博之氏の運転手給与の肩代わりと橋本元首相の日歯事件が、同時期に告発をされていたことに気がつく。橋本元総理が亡くなられてからもう4年ですか。(2010年、追記)


1.橋本元首相、細田官房長官刑事告発の予告の新聞記事

① 共同通信 社会ニュース - 2004年8月11日(水)23時34分
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。(共同通信)
[8月11日23時34分更新]


②西日本新聞 2004年8月11日 22:01
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。


③ 四国新聞 2004年08月11日 23:33
 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。


④ 河北新報ニュース
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで
 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。  細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。

2004年08月11日水曜日


⑤ 徳島新聞
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。


⑥ 静岡新聞
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。


⑦ デーリー東北新報

細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。


⑧ 東奥日報 2004年8月11日(水)
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで

 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。

 細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。
(共同通信社)


⑨ ニュースふくしま24 2004年08月11日(水)
細田官房長官を告発へ 運転手給与肩代わりで
 細田博之官房長官の運転手給与肩代わり問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが、政治資金規正法違反(虚偽記載など)の疑いで細田長官と政治資金管理団体の会計責任者を近く東京地検に告発することが11日、分かった。

 また同オンブズマンは、日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派への1億円の献金問題でも、橋本龍太郎元首相ら2人を告発するとしている。

 告発状などによると、細田長官は1996年1月から2003年12月にかけ、日本道路公団の取引先の運転手派遣会社「日本道路興運」(東京)から運転手給与の一部約3142万円の肩代わりを受けた。  細田長官側は今年5月、肩代わり分は献金に当たるとして、細田長官が代表を務める自民党島根県第1選挙区支部の収支報告書について、過去4年分(2000-03年)の約1500万円の修正を申告。


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2.橋本元首相、細田官房長官刑事告発の新聞記事


② 南日本新聞(共同通信配信)
細田長官も
 
 細田博之官房長官の政治資金団体が運転手派遣会社「日本道路興運」から運転手給与の一部約3100万円の肩代わりを受けた問題でも、細田長官と会計責任者、同社の告発状を郵送した。

 同オンブズマンメンバーの上脇博之神戸学院大大学院教授は「国民の『知る権利』という基本的人権を侵害した行為で、金額の多さからも単純なミスでは済まされない」と話している。


③ 毎日新聞
日歯連献金:
橋本元首相らを告発 大阪の市民団体
 自民党旧橋本派(平成研究会)が日本歯科医師連盟(日歯連)から1億円の献金を受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーらが24日、橋本龍太郎元首相と会計責任者を政治資金規正法違反容疑で告発することを決め、東京地検あてに告発状を送った。

 告発状によると、橋本元首相は01年7月、日歯連から額面1億円の小切手を受け取ったが、会計責任者に政治資金収支報告書に記載させなかった。同派は「会計上の単純ミス」としているが、同団体の共同代表を務める上脇博之・神戸学院大大学院教授は「橋本元首相の監督責任は明らか」としている。

 また、メンバーらは同日、東京都内の車両管理会社に運転手の給与を肩代わりしてもらいながら政治資金収支報告書に記載しなかった細田博之官房長官らについても、同法違反容疑で告発状を送った。【一色昭宏】
毎日新聞 2004年8月25日 3時00分


④ 日本経済新聞 2004年8月25日夕刊
日歯連献金問題で橋本元首相らを告発・大阪の市民団体

 自民党の旧橋本派(平成研究会)が日本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円の献金を政治資金収支報告書に記載しなかったのは政治資金規正法違反容疑にあたるとして、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)のメンバーらは25日までに、同派の代表者だった橋本龍太郎元首相と会計責任者についての告発状を東京地検に送付した。

 告発状によると、会計責任者は同法違反の虚偽記載に、橋本元首相は会計責任者の選任・監督についての注意義務違反にあたるとしている。

 この問題では、民主党の国会議員がすでに橋本元首相を同法違反(虚偽記載)容疑で告発しているが、「1億円を受け取りながら記憶にないというのは、市民の常識では理解できない。今日の政治不信を招いている政治家の常識を許してはいけないと告発に踏み切った」という。

 また細田博之官房長官の運転手給与の一部を派遣会社が肩代わりしていた問題についても、同法違反容疑にあたるとして、細田長官らについての告発状を送付した。
(11:00)


⑤ 朝日新聞 2004年8月25日朝刊
 橋本龍太郎元首相が日本歯科医師連盟側から1億円の小切手を受け取りながら、橋本派の政治団体「平成研究会」の収支報告書に入金を記載していなかった問題で、大阪市の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーは24日、平成研代表を務める元首相と会計責任者に対する政治資金規正法違反容疑の告発状を東京地検に郵送した。元首相には、会計責任者への監督責任を問うている。

 また、細田博之官房長官と、自民党島根県第1選挙区支部(代表・同長官)の会計責任者に対する同容疑の告発状も同地検に送った。


細田幹事長政治団体

「通商産業エネルギー政策研究会」
「細田博之後援会」
「細田政経研究所」
「通商産業エネルギー政策研究会」